かゆみやくしゃみ、ひどい場合は生命に危険さえ及ぼすアレルギー。
現代人は3人に1人、何らかのアレルギーを持っています。
こんな割合ですから、ひょっとするとあなたも何らかのアレルギーにかかっているかも?
今回は、「もしかして私ってアレルギー?」と感じているみなさんのために、アレルギーの症状や原因、予防対策方法を網羅してお届けします!
目次
これってアレルギー?知っておきたいアレルギーの症状
私たちの体には、ウイルスや細菌などの外敵から身を守るための免疫システムが備わっています。
しかしこの免疫システムが、食べ物や花粉、ほこりなどの“体に害を与えない物質”に対しても過剰な反応を示し、攻撃をすると、結果としてアレルギー反応が起こります。
では、この免疫の過剰反応によって起こるアレルギー症状には、どんなものがあるのでしょうか。
アレルギー症状はアレルギーの種類によって違う
アレルギーにはいくつかの種類があり、反応する物質(アレルゲン)・症状も異なります。
以下の表は、アレルギーの種類です。
型 | 疾患名 |
---|---|
Ⅰ型 | アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・気管支喘息・アトピー性皮膚炎・じんましん・食物アレルギー など |
Ⅱ型 | バセドウ病・自己免疫性容血性貧血・血小板減少症・重症筋無力症・顆粒球減少症・新生児容血性黄疸 など |
Ⅲ型 | 過敏性肺炎・血清病・関節リウマチ・ループス腎炎(慢性糸球体腎炎)・全身性エリテマトーデス など |
Ⅳ型 | 接触性皮膚炎・ツベルクリン反応・ベーチェット病・GVHD など |
中でも圧倒的に多くの方が発症しているのが、Ⅰ型のアレルギーです。
では、Ⅰ型アレルギーの症状を詳しく見ていきましょう。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎はその名の通り、発作的に鼻のトラブルが起こるのが特徴です。
主な症状としては、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといったところでしょうか。
また、花粉症などのアレルギー性鼻炎になりますと、目・耳・喉のかゆみや肌荒れ、頭痛、眠気などの症状が起こります。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎は、主に目のかゆみや充血、目の異物感、目やにが出る、涙が出るといった症状があらわれます。
気管支喘息
気管支喘息は息苦しさを感じたり、咳が止まらなかったりと、喉に対しての症状が見られます。
また、気管支喘息の症状は、夜間~早朝にかけて・季節の変わり目・天候が変わりやすいとき・風邪をひいたとき・煙などの刺激を喉に受けたときに起こりやすいのも特徴です。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は生まれつきだったり、遺伝で発症するものだと捉えている方が非常に多くいらっしゃいますが、実は大人になってから発症するケースもあります。
主な症状は、皮膚の乾燥(ドライスキン)・かゆみ・湿疹・苔癬化(皮膚が厚くなる状態)などです。
じんましん
じんましんは、皮膚が部分的に赤くくっきりと盛り上がる膨疹ができるのが特徴です。
この膨疹は時間の経過とともに消えていきますが、中には長時間かゆみがおさまらない・熱を帯びるということもあります。
食物アレルギー
一方、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎に対し、食物アレルギーは体のいたる箇所に症状があらわれます。
皮膚 | かゆみ・むくみ・湿疹など |
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呼吸器 | くしゃみ・せき・鼻水・呼吸困難など |
粘膜 | 目のかゆみ・充血・唇の腫れなど |
消化器 | 吐き気・嘔吐・下痢など |
循環器 | 脈が速くなる・血圧低下など |
神経 | だるさ・ぐったり・意識朦朧など |
全身 | アナフィラキシー(上記の症状を含む複数の症状) |
最も多く症状が見られるのは皮膚に対してですが、ひどい場合はアナフィラキシーといって、全身に症状が急速にあらわれる場合もあります。
ほとんどのアレルギー症状は即時発症する
前項でご紹介したアレルギーの大半は、アレルゲン摂取・接触後から即時に反応します。
遅延型はⅣ型のアレルギーのみなので、何かを食べた後、何かと接触した後に、すぐ体に異常反応が起こったら、アレルギーを疑った方が良いかもしれません。
あなたのアレルギーの原因は一体なに?アレルゲンを突き止めよう
さて、アレルギーの種類や症状についてお話してきましたが、全てのアレルギーの大きな原因となっているのが、“アレルゲン(抗原)”と呼ばれる物質です。
各々が持つアレルゲンは個人差があり、全くアレルギー症状を感じない方もいれば、複数のアレルゲンに苦しめられる方もいらっしゃいます。
アレルゲン=体への害が少ない(ほとんどない)もの
前述でも申し上げた通り、アレルゲンは本来、体にほとんど害のない物質です。
では、具体的にはどんなものがアレルゲンとして挙げられるのかと言いますと、以下のようになります。(一例)
- ほこり・ハウスダスト
- 花粉
- 動物の毛
- 乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズなど)
- 小麦(パン・うどん・スパゲッティなど)
- 鶏肉・鶏卵
- 魚・魚卵
- 大豆
- そば粉
- 甲殻類(エビ・カニなど)
アレルゲンを自分で突き止めるのは難しい上に危険
アレルギー症状が起こっている以上、原因となるアレルゲンを突き止めるのはとても大事なことです。
しかし、アレルゲンを突き止めたいからといって、あれこれ自己流で試すのは大変危険なので絶対にやめましょう。
キチンとアレルゲンを調べるなら、医療機関での検査がおすすめです。
医療機関ではどんなアレルギー検査をするの?
アレルギー検査は医療機関によって異なります。
喘息の場合は血液検査やX線検査、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などの場合は血液検査に加え、アレルゲンを皮膚に落として様子を見るプリックテストなどを行います。
完治が難しいアレルギー、症状がひどくなる前に予防と対策を!
さて、ここまでアレルギーについて色々と詳しくお話してきましたが、気になるアレルギーの治し方は?と言いますと…残念ながら今のところ、アレルギーを完治させる方法はないんです。
しかし、症状が悪化する前の予防・対策方法はちゃんとありますのでご安心を!
当サイトでご紹介するアレルギー予防・対策方法とはズバリ!乳酸菌とビフィズス菌の摂取です。
乳酸菌とビフィズス菌は免疫システムをジャックできる!?
私たちの体に異物が侵入すると、免疫システムの司令官であるヘルパーT細胞が免疫細胞に対して「あの異物をやっつけろ!」と命令を下します。
このヘルパーT細胞は、ウイルスや細菌に反応するTh1細胞と、アレルゲンに反応するTh2細胞の2種類があり、Th2細胞が優位に働くことでアレルギー症状を悪化させます。
しかし乳酸菌とビフィズス菌には、何とこのTh1細胞・Th2細胞のバランスを整え、免疫システムの誤作動を防ぐこと力があるんです!
つまり、異常になっている免疫システムをジャックして、正常な状態に戻せば、アレルギーも予防することができるというわけです。
画像引用:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jslab/21/2/21_2_112/_pdf/-char/ja
実際にビフィズス菌を用いた実験でも、アレルギーに対しての有用性は明らかになっています。
上記のデータは花粉症患者44名を2つのグループに分け、1つはビフィズス菌粉末、もう1つはプラセボ粉末を13週間摂取してもらった結果です。
プラセボ粉末を摂取したグループは、花粉飛散時にひどいくしゃみや鼻水などの症状がありましたが、ビフィズス菌粉末を摂取したグループは症状がかなり緩和されています。
この研究結果から、ビフィズス菌によって、ヘルパーT細胞のバランスが整えられていることがわかります。
アレルギー持ちママ必見!乳酸菌が我が子をアレルギーから守る
また、乳酸菌やビフィズス菌は小児アレルギーに対しても効果を発揮してくれることが確認されています。
2012年にナポリ大学が乳幼児に対してプロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌などの善玉菌)を用いた人工乳を与える研究を行ったところ、カゼイン(牛乳に含まれるたんぱく質のひとつ)入りの人工乳を与えた乳幼児よりも、牛乳への耐性が高まったことがわかりました。
また、イギリスで行われた別の研究では、2歳までに抗生物質を与えられた子供は、7歳半の時点で、小児アレルギー(喘息)の発症率が高くなっていることがわかりました。
抗生物質は、体内のウイルスだけではなく、ヒトに有益な働きをしてくれる乳酸菌やビフィズス菌までも殺してしまう作用があります。
このことから、乳酸菌やビフィズス菌は腸内フローラを整え、小児アレルギーの発生リスクも抑えてくれる可能性があるのではないかと考えられています。
まだ研究段階の途中ですが、乳酸菌やビフィズス菌をしっかりと補っておけば、小児の気管支喘息やアトピー性皮膚炎を予防することができるかもしれません。
アレルギーの予防と対策を今すぐ始めよう
乳酸菌とビフィズス菌は普段の食生活でも増やすことができます。
しかし、食品によってそれぞれ含まれる菌が異なるため、2つ同時に摂取していくのはなかなか難しいもの。
そこでおすすめしたいのが、乳酸菌とビフィズス菌をいっぺんに摂れる森下仁丹のサプリメント『ヘルスエイド®ビフィーナEX』です。
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機能性表示食品届け出表示 | 腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能があることが報告されています。 |
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価格 | 初回限定3,980円 |
内容量 | 1箱30包 |
一日の目安量 | 1日1包 |
菌の種類 | ビフィズス菌ロンガム種BB536
乳酸菌アシドフィルス菌 乳酸菌ガセリ菌 |
その他の成分 | オリゴ糖(ラフィノース) |
ビフィーナEXは、100憶個のビフィズス菌(ロンガム種BB536)に加え、乳酸菌(アシドフィルス菌・ガセリ菌)が含まれた健康食品です。
機能性に関しては、便通への機能しか表示されていませんが、アレルギー予防・対策を行っていきたいという方にもピッタリ!
特に、毎年花粉症でつらい思いをされている方は、花粉飛散時よりも1カ月以上早く摂取しておくと、例年とは違う“清々しさ”を実感することができますよ。
まとめ
抗菌グッズなどの進化で生活環境が良くなっている一方、私たちの免疫システムはどんどん弱体化しています。
現代病とも言われているアレルギー。今後症状を発症させない・悪化させないためにも、今すぐできる予防や対策方法は是非行っていきたいところですね。
まずは食事やサプリメントで、抗アレルギー力をつけてみてはいかがでしょうか。