食あたり・お腹の冷え・ストレス…などなど、起こるきっかけは様々ながら、人生一度は必ず経験するつらい下痢。
スッキリできない便秘もなかなかきついですが、気軽に外出するのも恐怖になってしまうほどの下痢は本当に勘弁してほしいものですよね。
今回は、そんな下痢の苦しみから一刻も早く解放されたい方のために、急な下痢のときにおすすめしたい食事、慢性的な下痢のときにおすすめしたい食事をご紹介して参りたいと思います。
目次
急な下痢が起こったときのベストな食事は?
突然下痢が起こった場合は状態にもよりますが、腸のダメージが回復するまでの数日間、食事に気を付ける必要があります。
では、具体的にどんな食事をとればいいのか。各クリニックや国立がんセンターで推奨している食事方法を元にまとめてみました。
医師が勧める下痢の時の食事No.1は消化によい炭水化物
何も食べられないほどのひどい下痢が起こった際は例外ですが、お腹が緩いときは消化の良い炭水化物を摂るのがおすすめです。
おかゆやうどんは消化が良い上に、水分も多く含んでいるので、多くの一般内科・消化器内科で医師から推奨されています。
離乳食中の赤ちゃんに与える場合であれば、おもゆやパンがゆを食べさせるようにしましょう。
おいしいけどNG!消化に悪い食べ物は下痢を悪化させる
一方で、消化の悪い食べ物やおなかに刺激を与える食べ物は、下痢の症状を悪化させたり、腸の回復スピードを弱めたりしてしまうため、お腹を下しているときには控えたほうが良いでしょう。
消化の悪い食べ物・料理(一例) | おなかに刺激を与える食べ物・料理(一例) |
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意外な食べ物も含まれていましたが、上記の食品は下痢を起こしている際は控えておいた方がベター。
野菜や魚を食べる際は、しっかり火を通し、やわらかくして食べましょう。
水分の補給にはスポーツドリンクまたは経口補水液が◎
下痢を起こしている際は、食事だけでなく、水分補給にも気を付けなくてはいけません。
なぜならば、下痢をすると体内の水分と電解質(ナトリウム・カリウムなど)が失われやすくなるため。
下痢のトキの水分補給には、適度な糖分と塩分が入ったものが理想的です。
適している飲み物を挙げるとすれば、スポーツ飲料や経口補水液が該当します。
ただし、スポーツ飲料は糖分が多いため、小さいお子様などが下痢をした際には、飲ませすぎないように注意することが必要です。
参考文献:
一般社団法人 日本臨床内科医会「下痢の正しい対処法」
東邦大学医療センター「下痢・嘔吐があるときの食事のすすめかた」
国立がん研究センター「下痢・便秘がある方のお食事」
東京都病院経営本部 http://www.byouin.metro.tokyo.jp/index.html
慢性的に下痢が起こる場合は腸内環境を整える食事がおすすめ
前項では、急な下痢が起こった際におすすめしたい食事についてご紹介致しました。
しかし一旦下痢が治まっても、慢性的に下痢が起こる場合は、腸内環境に何か問題があるのかもしれません。
そんなときは、腸内環境を整える食事を試してみてはいかがでしょうか。
腸内環境の悪化で起こる下痢の改善に相応しい食事は?
腸内環境の悪化が原因で慢性的な下痢が起こるのであれば、まずは腸内の善玉菌を増やす食事を心がけましょう。
善玉菌を増やす食事とは
- 善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)が含まれている食品を摂る
- 善玉菌のエサとなるオリゴ糖が豊富な食品を摂る
- 悪玉菌を減らす食物繊維が含まれた食品を摂る
この3つが重要なカギとなります。
善玉菌が含まれている食品
私たちの体に有益な働きをしてくれる善玉菌には、ビフィズス菌・乳酸菌・フェーカリス菌・アシドフィルス菌などがあります。
その中でもビフィズス菌は特に腸内フローラ(腸内細菌叢)を整えるために重要になってきますので、積極的に補っていかなくてはなりません。
また、ビフィズス菌とともに大腸で悪玉菌と戦う乳酸菌も、おなかの調子を整えるためには欠かすことのできない善玉菌です。
【善玉菌が豊富に含まれている食品】
- ヨーグルト(特にビフィズス菌入りヨーグルトがおすすめ)
- キムチ
- 納豆
- ぬか漬け
- 味噌 など
オリゴ糖が豊富に含まれている食品
善玉菌がさほど多く含まれていない食品でも、善玉菌のエサとなるオリゴ糖が含まれている食品は、体の中で善玉菌を増やし、腸内環境を整えることができます。
【オリゴ糖が豊富に含まれている食品】
- 豆類(きな粉・大豆・あずきなど)
- はちみつ
- たまねぎ
- にんにく
- アスパラガス
- バナナ など
食物繊維が含まれている食品
食物繊維が含まれた食品は、おなかの調子を不安定にさせる悪玉菌を減らすだけではなく、悪玉菌がつくった有害物質も減少させる作用があります。
【食物繊維が豊富に含まれている食品】
- 海藻類(昆布・わかめ・もずくなど)
- ごぼう
- さつまいも
- ブロッコリー
- とうもろこし など
腸内環境の改善には整腸剤よりも食事+サプリメントがおすすめ
腸内環境の悪化で下痢が続くと、ついつい整腸剤に助けを求めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、整腸剤は医薬品または医薬部外品であって、あくまでも病気の予防・治療目的のために使用するものです。
また、ものによっては副作用の心配もありますから、自力で腸内環境を整えたいのであれば、整腸剤の服用よりも健康的な食事+サプリメントの併用がおすすめです。
下痢から解放されたいあなたにおすすめのサプリメント
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機能性表示食品届け出表示 | 腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能があることが報告されています。 |
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価格 | 初回限定3,980円 |
内容量 | 1箱30包 |
一日の目安量 | 1日1包 |
菌の種類 | ビフィズス菌ロンガム種BB536
乳酸菌アシドフィルス菌 乳酸菌ガセリ菌 |
その他の成分 | オリゴ糖(ラフィノース) |
腸内環境を整えて、早く下痢から解放されたい!という方は、森下仁丹の『ヘルスエイド®ビフィーナEX』が最適です。
このビフィーナEXには、腸内フローラを整えるビフィズス菌(ロンガム種BB536)をはじめ、乳酸菌、オリゴ糖も含まれています。
急な下痢がすぐに改善する!…というわけではありませんが、慢性的な下痢にいつもお手上げ状態の方にはピッタリ。
周囲に聞かれたくないトイレ中の恥ずかしい音や、排便後のあのつら~い痛みに悩まされることもなくなりますよ。
食事も下痢止めも効かない!こんなトキは病院で受診を
急な下痢や腸内環境のちょっとした悪化による下痢は、市販の下痢止めや食事療法で数日もすれば大抵は症状が回復します。
しかし、ときには自分の力だけで治すことのできない下痢になってしまうことも。
以下のような下痢が起こった場合は、自力で解決するのではなく、早めに病院を受診しましょう。
今までに経験したことがないほどの激しい下痢
下痢以外に吐き気・嘔吐・発熱などの症状がある
同じ食事をしている人も同じタイミングで下痢になった
便に血が混ざっている
尿が出ない・口が異常に乾くなどの脱水症状が見られる
上記に当てはまらない場合でも、小さいお子様やご年配の方は、早めに病院で診てもらうことをおすすめします。
まとめ
下痢が起こると、普段の食事が怖くなってしまい、何にも飲めなくなる、食べられなくなるという方がいらっしゃいます。
しかし、下痢でダメージを受けた腸を回復させるためには、正しい食事を行うことが重要です。
消化の良い食べ物と水分補給、そして腸内環境を整える食品を積極的にとって、薬に頼らず下痢から解放されましょう!