国が定める指定難病の内の1つである『潰瘍性大腸炎』。
この潰瘍性大腸炎は、クローン病と同じく、腸に炎症が起きる炎症性腸疾患に分類されます。
みなさんもご存知のように、この病気は完治が難しいため、一生付き合っていかなければいけない大変な病気です。
そこで、皆さんの日々の不安は『食事』に関することだと思います。
「潰瘍性大腸炎だけど、自分の好きな物を食べたい!」という皆さんへ。
絶対に食事制限が必要なのか、どんなものを食べればいいのか、そして潰瘍性大腸炎の症状を緩和する食事まで紹介していきます。
食事に気を付ければ潰瘍性大腸炎の症状を何年も抑えることだってできるかもしれませんよ!
目次
潰瘍性大腸炎は絶対に食事の制限をしなきゃいけないの?
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜が炎症を起こすことで症状が出る消化器官の病気。
そのため、「発症したらずっと食事に気を付けなければいけないのか…」と思ってはいませんか?
もちろん気を付けなければいけない時期もありますが、自由な食事を食べることだってできるんです!
まずは、食事制限をしなくてはいけない時期からご紹介していきますね。
潰瘍性大腸炎の症状が再燃したときは食事に注意!
皆さんが食事に気を付けなければいけないのは、『潰瘍性大腸炎の症状が出ている時だけ』。
いわゆる、活動期といわれている期間ですね。
この期間は、潰瘍性大腸炎の症状として、【下痢・軟便、血便、腹痛】などが見られている期間です。
活動期の食事は、高エネルギー食、良質なたんぱく質、消化の良いものを食べるようにしてください。
食事の詳細に関しては、あとで紹介しようと思います。
寛容期なら食事制限はいらない!?
潰瘍性大腸炎が再燃して活動期に入ると、食事には気を付けなければいけないとお話しました。
ということは症状が出ていない期間、いわゆる『寛容期』には気を付けなくてもいいのでしょうか?
残念ながら、それは違います。
寛容期は「これを食べちゃダメ!」というような制限は無いですが、何も気を付けなくてもいいというわけでもないんですよ。
簡単に言うと、2~3日くらいの食事の中で調節して、総合的にバランスよく食べていればOK。
例としては、脂っこいものを食べたら、次の食事は量を抑えてサッパリしたものを食べるなど。
このように、あまり強い制限をせず、柔軟な対応で食事を楽しみましょうね。
しかし、偏食や暴飲暴食には最低限の注意する事を約束してください!
食事に気を付けないと潰瘍性大腸炎は悪化する?
潰瘍性大腸炎は活動期だけしっかりと気を付けていれば、問題はないんでしたよね?
では、その期間でも食事に無頓着で、適当な食事をしていたらいったいどうなってしまうのでしょうか?
症状が出ている時は何故、食事に注意しなきゃいけないの?
単刀直入に答えからお伝えすると、
- 腸に負担がかかり、下痢や腹痛などの症状が悪化する恐れがあるから
- 栄養が摂取できず、体力の消耗を起こす恐れがあるから
この2つの答えの内、1つ目の答えにたどり着いていた人は比較的多いのではないでしょうか?
しかし、2つ目の『栄養が摂取できず、体力の消耗を起こす恐れがある』という所まで考えていた人は少ないと思います。
しかし、これを見た皆さんの中には、「食事制限をするから、逆に栄養摂取できないんじゃないの?」という風に思った人はいないですか?
ですが、これは間違っていないんですよ。
まず、潰瘍性大腸炎が活動期の時は、腸管の働きが弱り栄養の摂取が充分にできなくなっています。
そんな時に脂っこいものや消化しづらい物を、何の見境なく食べるとどうなるでしょうか?
そうです、食物が消化されず、栄養を摂取することができなくなりますよね。
この結果、体力の消耗を起こしてしまうんです!
潰瘍性大腸炎の活動期は、様々な症状を治めるためにエネルギー・体力が必要です。
従って体力の消耗は、症状を悪化させることに繋がってしまいます。
以上のように活動期の食事制限は、症状を抑えて寛容期へ向かうためには重要なことなんですよ。
潰瘍性大腸炎の症状があるときは食事のココに注意しよう!
これまで潰瘍性大腸炎の人の食事制限の必要性、重要性をお話してきました。
そこで、具体的にはどんな食事をとればいいのか、これを知りたいですよね?
それでは、食事における注意も交えてお伝えしていくことにします。
主食は高エネルギー食を意識しよう!
先ほど話に出た通り、活動期では腸管の働きが弱り栄養の摂取が充分にできなくなっています。
そのため、効率よくエネルギーを摂取して体力消耗を防がなければいけません。
そんな時におすすめなのはこちら。
- ごはん・おかゆ
- うどん
- パン
などのデンプン類は吸収されやすく、さらに高エネルギーなので効率よく体に栄養を届け、体力を維持してくれます。
しかし、同じ炭水化物でも砂糖類や甘いお菓子などを多く摂取するとは控えてください。
砂糖やブドウ糖に代表される単糖類は、善玉菌の敵であり、腸内で腐敗物質を生成する悪玉菌のエサになってしまいます。
腸内の細菌を総称した、腸内フローラを改善し、潰瘍性大腸炎の症状を軽減するためにも砂糖などの摂取には注意してください。
脂質のとりすぎには要注意
次に注意すべきなのは、脂質のとりすぎです。
脂質は下痢の原因にもなる栄養素なので、下記の食材には特に気を付けてください。
- 牛ロース
- バラ肉
- 豚の脂身
- ベーコン・ロースハム・サラミ
以上のような、脂肪の多い肉類に加え、揚げ物も極力食べないように注意しましょう。
肉類に関しては判断が難しいですが、基本的には脂身が少ない赤身なら食べても問題はないでしょう。
しかし、脂質といっても魚の油のような良質な油は身体に良いので、見極めながら摂るようにしてくださいね。
良質なたんぱく質を摂ることを心がけよう
脂質が少ない物をということになれば、必然的にたんぱく質が多い食物をおかずとして食べることが多くなるでしょう。
さらに活動期は、出血や腸からたんぱくが漏れることにより、低栄養状態になりがちです。
従って、たんぱく質はいつも以上に意識して摂取しなければいけませんね。
そんなたんぱく質を多く含む食材の中でも、良し悪しがあるのでその一例をご覧ください。
◎ | 〇 | △ |
豆腐 白身魚 |
卵 鶏のささみ 青魚 |
牛肉 豚肉 貝類 |
たんぱく質を含む食材の良し悪しは、一緒に含んでいる脂質により判断します。
豆腐には脂質はほぼ含まれていないですし、白身魚の脂質はDHA・EPAを含む良質な油なので、◎。
卵はアミノ酸スコア100の栄養満点な食材ですし、鶏のささみは脂質を多く含んでいないので、〇。
牛や豚は脂質を置く含む部位が多く、貝は身が締まっていて消化されにくいので、△。
たんぱく質を摂るのは大事ですが、以上のような判断をして選んだ食材からたんぱく質を摂るようにしてください。
繊維が多い食物食べるときは気を付けて!
食物繊維は腸内環境を改善するために必要であると言われていますが、活動期に不溶性の食物繊維を摂取する事はおすすめしていません。
その理由は、不溶性食物繊維は消化されにくいため、腸管を刺激して炎症悪化の原因になるからです。
そんな不溶性食物繊維を多く含む食材はこちら。
- ごぼう
- たけのこ
- 山芋
- キノコ
- 海藻
- 納豆
これらは食物繊維が多いうえに硬いので、活動期では摂取しないように気を付けましょう。
それでも食べたいという人、又は他の野菜などで気になる場合は、食物繊維を柔らかくしたり細かくしたりしてください。
具体的な方法で言えば、しっかり煮るだとか、ミキサーにかけるだとか、裏ごしする等の調理を工夫です。
そんな不溶性食物繊維とは逆に、リンゴやバナナ、桃に多く含まれる水溶性食物繊維であるペクチンは意識して摂取したほうが良いでしょう。
なぜなら、腸のエネルギーとなる短鎖脂肪酸を生成し、腸粘膜を修復する効果があるから。
活動期における食物繊維の摂取は『不溶性は×、水溶性は◎』。
これを頭に入れておいてくださいね。
おかしは食べても大丈夫?
最初に結論から言うと、種類と量に注意すればお菓子は食べても大丈夫です。
潰瘍性大腸炎に患うとお菓子が食べられないんじゃないかと心配していた甘党の皆さん、安心して大丈夫ですよ。
では早速、どんなお菓子が良くてどんなお菓子が駄目なのか見ていきましょう。
〇 | △ | × |
ゼリー アメ ようかん せんべい オリゴ糖 |
揚げせんべい 粒あん菓子 はちみつ |
ケーキ カステラ、 クッキー ピーナッツ チョコレート 上白糖 |
このようになります。
生クリームやチョコなどを使ったお菓子は、特に脂質が高いので食べてはいけません。
普段の料理などに使う砂糖も、上白糖ではなく、てんさい糖やきび砂糖、黒糖などを使用するように気を付けると良いでしょう。
それに加えて、果物にも気を付けなければいけません。
「果物ってヘルシーだし、健康に良さそうなのに何で!」という声が聞こえてきそうですね…。
先ほど紹介した通り、リンゴ、バナナ、桃など消化の良い果物は食べても大丈夫です。
しかし、柑橘系などのうす皮も一緒に食べる果物や、キウイのように種も一緒に食べる果物には注意してください。
果物の皮、種は消化されにくいので、腸管に負担をかけてしまいます。
従って、「果物は身体に良さそうだから」という安易な考えで、果物を食べないように気を付けてくださいね!
刺激物や食事の温度に気を遣おう
最後は、刺激物や温度などの細かいことについてです。
刺激物といってもイマイチ、ピンと来ない人もいると思うので具体例を出してみたので確認してみてください
調味料 |
飲料 |
わさび からし 柚子胡椒 タバスコ |
炭酸飲料 |
以上の刺激物の摂取は充分注意してください。
次に食事の温度についてですが、極端に熱い、冷たいと腸を刺激してしまうので気を付けて食事するようにしてください。
皆さんも冷たいものを飲んでお腹の調子が悪くなったということは経験あると思うので、細かな説明はいらないですよね。
以上で食事の注意点の紹介はおしまいです。
ここでお話したことを簡単にまとめると、
- 高エネルギー、高たんぱくの食事を心がける
- 脂質と不溶性食物繊維の摂りすぎに気を付ける
- 腸管に刺激を与えるものや負担になるものに注意する
これらに気を付ければ、潰瘍性大腸炎の食事に関しては心配いらないでしょう。
食事を通して潰瘍性大腸炎の症状を緩和しよう!
最後に、潰瘍性大腸炎の症状を緩和、再燃のスパンを長くできる食事についてご紹介していこうと思います。
簡単な方法で潰瘍性大腸炎の症状を軽減できる方法もあるので、皆さんにはそれを試して快適な生活を送ってもらいたいと思います。
それでは、潰瘍性大腸炎の再燃を予防する食事から見ていきましょう。
昔ながらの和食で潰瘍性大腸炎の再燃を予防!
昔ながらの食事で潰瘍性大腸炎の再燃は予防できます。
これには大きな根拠があるんです。
まず、潰瘍性大腸炎という病気は元々、欧米などの海外で良く見られる病気でしたが、30年ほど前まではほとんど見かけることは無い病気だったんです。
しかし、近年では日本の多くの人が悩まされる病気になってしまいました。
この原因として、有力なのは『食事の欧米化』です。
食事の欧米化はよく問題視されている事なので、知っている人が多いかもしれません。
そこで、食事の欧米化により何が起きてしまったのか、皆さんはご存知ですか?
実は、食事の欧米化により日本人の腸内細菌が半減したと言われているんです!
この大きな原因は食事が欧米化したことにより、野菜から摂っていた食物繊維やビタミンなどが、充分に摂取できなくなったからです。
近年の潰瘍性大腸炎の増加にはこのような背景があったんですね。
従って、潰瘍性大腸炎に悩んでいる皆さん、これからは和食しか食べてはいけません!
と、この時代に言われても難しいですよね…。
そんな現代に悩める潰瘍性大腸炎の皆さんに朗報です。
あるものを飲むだけで、昔のように腸内細菌を増やし、潰瘍性大腸炎の症状を軽減できるものがあるんですよ!
これを飲むだけで潰瘍性大腸炎の症状が軽減する!?
これを飲むだけといわれると怪しい薬かと思われるかもしれませんが、それは違います。
今から紹介するのは、薬ではなくただの食品。
怪しい物ではないので安心しくださいね。
では早速その食品の情報から見ていきましょう。
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機能性表示食品届け出表示 | 腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能があることが報告されています。 |
価格 | 初回限定3,980円 |
内容量 | 1箱30包 |
一日の目安量 | 1日1包 |
菌の種類 | ビフィズス菌ロンガム種BB536
乳酸菌アシドフィルス菌 乳酸菌ガセリ菌 |
その他の成分 | オリゴ糖(ラフィノース) |
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以上のように、『ヘルスエイド®ビフィーナEX』は腸内の善玉菌であるビフィズス菌を配合したサプリメントです。
このビフィーナEXの主成分である『ビフィズス菌ロンガム種BB536』。
実は潰瘍性大腸炎の緩和作用があるという研究結果が発表されています。
これはなんと85%もの人が症状のレベルが低下し、そのうち83%が症状の軽減又は消失したという驚くべき結果です。
ここまで潰瘍性大腸炎の食事についてさんざん見てきましたが、ビフィーナEXを飲めば近い将来、食事に悩むことが無くなるかもしれません。
家族との食事なのに自分だけ違うものを食べている疎外感や、家族も一緒に自分と同じ食事をさせて迷惑をかけていると感じていませんか?
親しい友達や恋人との楽しい外食も選択肢が狭まり相手に寂しい思いをさせてはいませんか?
自分の幸せはもちろん、周りの大切な人との幸せのために、ビフィーナEXを飲んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
潰瘍性大腸炎は再燃と寛容を繰り返す慢性疾患のため、その2つの期間によって食事制限の有無が変わってきます。
再燃し活動期に入ると食事制限が必要で、寛容期に入ると食事制限はほとんど必要ないんでしたよね?
そんな再燃と寛容を繰り返す潰瘍性大腸炎の症状を軽減し、再燃のスパンを減らすおすすめの方法は、ビフィーナEXを飲むこと。
皆さんがビフィーナEXを飲んで潰瘍性大腸炎の症状を軽減し、食事を精一杯楽しめる未来が来ることを願っています。