「健康的なウンチが出ない・・・。軟便ってなんとかならないのかな」
そんな悩みを抱えている人は多いと思います。
最近1年間で下痢・軟便の症状が出た人は30%に昇るというデータがあるほどです。
また、たまに軟便になる程度ならまだ我慢はできますが、慢性的に悩んでいる方はとてもつらいですよね。
そんな我々の敵である軟便、原因は腸内環境の乱れかもしれません。
乳酸菌サプリで軟便は治せるかもしれないので、一緒に解決策を探っていきましょう。
目次
軟便は乳酸菌サプリで解決する?
実は乳酸菌サプリを飲めば軟便は改善されます。
本当にそれだけでいいの?と思うかもしれませんが、その理由について説明します。
軟便の原因
ストレスやお腹が冷えるなどの負荷が腸にかかると、内容物は普段より早いスピードで腸を超過するので、水分の吸収が追い付かず軟便になってしまいます。
また慢性的な軟便は腸内環境の乱れによる部分が大きいです。
悪玉菌が増えてしまった腸内では水分が多めの便になることがあります。
軟便が起こりにくい腸内環境とは
それでは軟便が起こりにくい腸内環境とはどのような状態なんでしょうか。
腸内には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」という3つの細菌グループがあります。
それぞれどのような働きをするのかご覧ください。
「善玉菌」:排便作用を促す、蠕動運動を活発にするなど、軟便や便秘を防ぐ菌。
「悪玉菌」:軟便や便秘を引き起こしたり、免疫力を低下させたりする悪い菌。
「日和見菌」:善玉菌が多いときは善玉菌の味方をし、悪玉菌が多いときは悪玉菌の味方をするどっちつかずの菌。
というふうにそれぞれが腸内で働いています。
したがって「善玉菌」が増えると便通も正常化されますが、「悪玉菌」が増えると腸の運動に異常をきたし軟便を引き起こしてしまうのです。
これら「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」がそれぞれ3:1:6の割合で存在している腸が、良好な腸内環境といえます。
乳酸菌サプリを摂取することで改善する
では便通を正常化させる善玉菌はどうやって増やすのでしょうか。
実は私たちが普段何気なく摂っている乳酸菌が腸に届くことで、善玉菌として働くのです。
乳酸菌は乳製品や発酵食品から摂取できますが、それでは必要な量に達しないといわれています。
しかし、乳酸菌サプリなら一日に必要な乳酸菌の量を効率よく摂取することができるのです。
したがって、軟便を改善するには乳酸菌サプリから乳酸菌を摂取することが一番適しているでしょう。
軟便に効く乳酸菌サプリの選び方
乳酸菌サプリにもたくさんの種類がありすぎてどれを選べばいいかわからないという方は多いと思います。
ここでは効果的に働く乳酸菌サプリの選び方をご紹介します。
整腸作用のある乳酸菌を選ぼう
乳酸菌サプリに含まれる乳酸菌、実はそれぞれ得意とする作用が違っています。
整腸作用、免疫力アップ、アレルギー症状の改善、肌荒れ防止など・・・。
腸の働きを正常化させる整腸作用はほとんどの乳酸菌にありますが、その中でも特に強い整腸作用を持つ乳酸菌をご紹介します。
ビフィズス菌BB536、ビフィズス菌SP株、ガセリ菌SP株、EC-12株、JBL01株、クレモリスFC株、LGG株、L-55株、L-92株、N-1株、K-1株、シロタ株、ブルガリア菌2038株、ラブレ菌、ロイテリ菌など
これらは一部ですが、特に強い整腸作用を持つといわれる乳酸菌です。
したがって、これらの乳酸菌が含まれたサプリメントを選ぶことで、軟便改善に高い効果を発揮するでしょう。
生きて腸に届く乳酸菌がいい
乳酸菌の中には生存力が低く腸に届く前に熱や胃酸で分解されてしまうものがあります。
生きたまま腸に届くことで強い効果を発揮するので、できれば殺さず腸に届けたいところです。
したがって、分解されずに腸に届く工夫がされているかどうかという点も重要になってきます。
メーカーによっては耐熱性カプセルに閉じこめて腸まで届ける工夫がされているものがあるので、そういったものを選ぶといいでしょう。
善玉菌のエサとなる成分が含まれているか
腸内の善玉菌はエサとなるものを食べることで活性化します。
そのエサとは食物繊維やオリゴ糖などです。
したがって乳酸菌サプリと合わせて、普段の食事からこれらを摂取すると効率的に整腸作用が働きますが、実は乳酸菌サプリ自体に食物繊維、オリゴ糖が配合されているものもあるのです。
食事に気を遣うのは大変だという方は、そういった乳酸菌サプリを選ぶようにしましょう。
軟便を改善する乳酸菌サプリランキング
それでは具体的にどの乳酸菌サプリが軟便に効果的なのか紹介していきます。
数ある乳酸菌サプリから厳選したので、きっと参考になると思います。
第1位 ヘルスエイド・ビフィーナEX
最初にご紹介するのは森下仁丹から発売されているヘルスエイド・ビフィーナEXです。
乳酸菌サプリ売り上げランキングではなんと20年売上No.1を記録しています。
このビフィーナEXの特徴は、なんといっても強い整腸作用を持つビフィズス菌BB536という乳酸菌が配合されていることです。
ビフィズス菌BB536は腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能が認められた機能性表示食品として認められています。
また、ビフィズス菌BB536の他にもガセリ菌、アシドフィルス菌という乳酸菌が配合されおり、これらの乳酸菌も整腸作用を働くのです。
これらの乳酸菌は整腸作用以外にも免疫力アップ、花粉症などのアレルギー症状改善、内臓脂肪の低減など様々な効果を持っているので多くの人におすすめできる乳酸菌サプリです。
第2位 乳酸菌革命
乳酸菌革命は16種類もの乳酸菌が配合された乳酸菌サプリです。
ビフィズス菌、ラブレ菌、ガセリ菌などの主要な乳酸菌が複数配合されているため、様々な角度からバランスよく腸内をケアします。
また乳酸菌にはそれぞれ人との相性があるため、サプリによっては効果が出にくいといったものもあるのですが、その点乳酸菌革命は16種類も配合されているので、きっと相性の合う乳酸菌があるでしょう。
強い効果は実感できないかもしれませんが、どの乳酸菌サプリを選べばいいかわからないという人はまず乳酸菌革命から試すといいかもしれません。
また、乳酸菌サプリでは珍しく添加物不使用なので、最大限腸に優しく作られているのも特徴です。
したがって、便秘を起こしやすい妊婦さんでも服用することができます。
第3位 乳酸菌EC-12
乳酸菌EC-12は久光製薬から発売されている乳酸菌サプリです。
乳酸菌EC-12に配合されているのはフェカリス菌EC-12という乳酸菌で、これは殺菌された菌、死菌なんです。
乳酸菌サプリは生きていなければ意味がないというわけではなく、死菌は善玉菌のエサとなるため、無駄にはなりません。
しかも元から死んでいることで熱や胃酸による分解の心配がなく、確実に腸に届きます。
また乳酸菌サプリを飲むと急な腸内環境の変化で腹痛などを起こす場合がありますが、この商品は元から住んでいる善玉菌を元気づけるのでそういった心配もありません。
乳酸菌サプリは併用も安全にできるので、他の生きて腸に届く乳酸菌サプリと、死菌でサポートするこの乳酸菌EC-12を併せて摂るというのもおすすめです。
第4位 善玉菌のチカラ
最後に紹介する善玉菌のチカラは、フジッコから発売されている乳酸菌サプリです。
善玉菌のチカラに配合されているクレモリス菌FC株はカスピ海ヨーグルトからとれた乳酸菌です。
クレモリス菌FC株はねばり成分である多糖体を生み出すのが特徴で、この多糖体は身体に対しいろいろな作用をもたらします。
例えば、食物繊維のように働き血糖値の上昇を緩やかにしたり、アトピー性皮膚炎の炎症を抑制したりなど、身体にとっていい効果を働いてくれるんです。
またクレモリス菌FC株は整腸作用も強いため、腸の働きを正常にしてくれるでしょう。
更に、他の乳酸菌サプリにはあまり見られないカルシウムを配合しているのも特徴です。
カルシウムを乳酸菌と一緒に摂取することでより健康的な身体作りができるので、健康志向の方におすすめできる乳酸菌サプリです。
第5位 ビヒダスBB536
ビヒダスBB536は森永乳業から発売されている乳酸菌サプリです。
森永乳業といえば乳酸菌商品のスペシャリストなので、信頼がおけますね。
それではこのビヒダスBB536はどのような商品なんでしょう。
ビヒダスBB536にはその名の通りビフィズス菌BB536が配合されています。
前述したビフィーナEXにも配合されている乳酸菌です。
このビフィズス菌BB536がビフィーナEXの1.5倍である150億個も配合されていることで、強い整腸作用を働くのです。
しかしビフィーナEXは3種類の乳酸菌でバランスよく腸をサポートするのに対し、ビヒダスBB536には他の乳酸菌が含まれていないので、整腸作用に特化している印象ですね。
オリゴ糖や食物繊維は他の食品から摂取しなければなりませんが、便通で悩んでいる方にはとてもおすすめの商品です。
過敏性腸症候群も乳酸菌サプリで改善できる?
若い人に発症しやすい過敏性腸症候群という病気をご存知でしょうか。
実はこの病気も乳酸菌サプリで症状を和らげることができます。
過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群とは腹痛や下痢、便秘の症状が続く病気です。
いくら検査しても腸内に異常が見つからず、心身症の一種として考えられています。
過敏性腸症候群の原因
過敏性腸症候群は、ストレスをうまく発散できずにため込んでしまう人がかかりやすい病気です。
脳がストレスを感じると腸の動きに異常が生じるので、それにより悪玉菌が活性化し、腹痛などの症状を引き起こします。
若く真面目な方ほどストレスを感じやすい傾向にあるので、そういう方は注意しなければなりません。
善玉菌がストレスを緩和する
善玉菌は腸内環境を整えるほかにも、驚くべき作用を持っています。
それは「セロトニン」を作り出すという働きです。
「セロトニン」というのは神経伝達物質の一つで、幸福を感じさせるという作用があります。
ストレスを感じやすい方はこの「セロトニン」が不足している傾向にあるので、まずは善玉菌を増やすことが大事です。
腸内環境と整えると同時に「セロトニン」が増えればストレスも軽減され、辛い腹痛も和らぐでしょう。
乳酸菌サプリが軟便を引き起こすこともある
乳酸菌サプリを飲んだのに逆に軟便や下痢になったという方はいませんか?
それはむしろ腸内環境がいい方向へ向かっている証拠なのです。
好転反応が原因
乳酸菌サプリを飲み始めると、最初の3日間から1週間は軟便や下痢の症状が出やすくなります。
これは好転反応によるものです。
好転反応とはサプリメントなどの効果によって身体の調子が急に改善されたときに起こる症状で、一時的に身体が不調をきたしてしまいます。
しかしこれはサプリメントが悪さしているのではなく、乳酸菌が腸内で働いている証拠なので、むしろいい傾向にあるのです。
胃に負担がかからない食事を
好転反応といえども、あまりに不調が続くと疲れてしまいます。
そうならないために、乳酸菌サプリの摂り始めは胃に負担のかかるものを食べるのは控えたほうがいいでしょう。
お腹を冷やすアイスや炭酸飲料、また消化しにくい揚げ物や牛肉は消化器官に負担をかけるため、症状が落ち着くまでは食べないほうが無難です。
辛くても続けることが大事
腸内環境が乱れている人ほど好転反応は強く現れます。
そうなると軟便や下痢が悪化したと勘違いして服用をやめてしまいかねません。
しかし、腸内環境の改善には時間がかかるものです。
早い人で2週間、1ヶ月かかる人もいます。
辛くて続けられないとやめてしまえば、いつまでも腸内環境は改善できません。
乳酸菌サプリで軟便や下痢が悪化するのはちゃんと効いている証拠なので、頑張って飲み続けましょう。
症状が落ち着いたころには、きっとあなたの腸内は生まれ変わっています。
まとめ
乳酸菌サプリは軟便に効果的であることがわかりましたね。
このように腸内環境の荒れは悪玉菌を増やし、軟便や下痢といった症状を引き起こすのです。
また慢性的に悩んでいた人は悪玉菌優勢の状態が続いているかもしれないので、他の病気に発展する前に腸内環境を整えたほうがいいでしょう。
腸は人の健康を左右する重要な器官なので、みなさんも大事にしてあげてください。
腸活ライフでお腹に優しい人生をゲットしちゃいましょう!