毎年決まった時期に風邪をひいてしまうという人はいませんか?
それは腸内環境が乱れているからかもしれません。
実は腸内環境と風邪への免疫力は密接に関係しているんです。
この記事では腸内環境と免疫力の関係から、実際に風邪予防に効く乳酸菌サプリまでをご紹介します。
つらい風邪の悩みとお別れするために一緒に見ていきましょう!
目次
風邪予防のためにまずは風邪について知ろう
風邪予防をするために、まずは風邪について勉強しましょう。
風邪を引いたときに普通だと思ってとっている行動が、実は間違いかもしれません。
原因:ウィルスの感染
風邪の8割はウィルスの感染によって起こります。
空気中のウィルスが呼吸によって鼻や喉に付着し、粘膜によって増殖するため炎症を起こすのです。
また、ウィルスの種類や感染場所により症状が変わってきます。
症状:鼻づまりや頭痛、発熱など
風邪の主な症状は鼻づまりや頭痛、発熱などです。
これは身体がウィルスを排除しようとすることによって起こる防御反応なのです。
またお腹が痛くなる風邪は、別のウィルスによる「感染性胃腸炎」である場合が多いといわれています。
治療薬:薬は逆効果の場合がある
市販薬でも処方された薬でも、風邪を治療する薬はまだ存在していないことをご存知でしょうか。
それらの薬は治療するためではなく、症状を和らげるための薬なのです。
しかし、風邪の症状はウィルスを撃退するための防御反応なので、その症状を抑えてしまうとかえって治るのが遅くなります。
また市販薬は複数の症状に対応した薬が多いため、副作用が強く生じ、逆効果のこともあるのです。
対処法:暖かくしてゆっくりやすむ
薬で治すことのできない風邪。
一番の治療法は、身体を暖めてゆっくり休むということです。
身体が冷えると免疫力が低下してしまうため、昔はダメだといわれていたお風呂も、今は逆に推奨されています。
お風呂で身体を暖めることで免疫力が5倍にもなるといわれているので、湯船につかることは大事なことなのです。
また、お風呂から上がったあとは湯冷めしないように注意しましょう。
乳酸菌サプリが風邪予防に効果的な理由
それでは乳酸菌サプリがなぜ風邪予防にいいのか。
意外と知られていない事実をお伝えします。
NK細胞がウィルスを退治する
私たちの身体には、風邪などのウィルスや病原菌、ガン細胞などを攻撃するNK(ナチュラルキラー)細胞という免疫細胞がいるのをご存知でしょうか。
免疫細胞にもいろいろなものがいるのですが、特に私たちの身体を病気から守っているのがNK細胞です。
腸内環境が免疫力を左右する
上述したNK細胞を含め、私たちの身体では様々な免疫細胞が働いています。
これら免疫細胞の7割は、実は腸内に集中して住んでいるんです。
そのため免疫細胞は腸内環境から直接影響を受けるので、腸内環境が良好だと免疫力もあがり、逆に乱れていると免疫力は低下してしまいます。
したがって、腸内環境を整えることが、免疫力を上げ、風邪ウィルスから身体を守ることになるのです。
善玉菌が免疫細胞を助ける
腸内には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」という3つの細菌グループが存在しています。
それぞれの役割を説明します。
善玉菌:排便作用を促したり、免疫細胞を活性化させたりするいい菌。
悪玉菌:便秘を引き起こす、免疫力を低下させるなどの作用をもたらす悪い菌。
日和見菌:腸内環境によって「善玉菌」「悪玉菌」のそれぞれ優勢な方を助ける菌。
これら3つの細菌がそれぞれ3:1:6の割合で存在している腸が、良好な腸内なんです。
そして乳酸菌サプリから摂取した乳酸菌もまた「善玉菌」として働き、NK細胞などの免疫細胞を活性化させます。
したがって、乳酸菌を摂取し「善玉菌」を増やすことが、免疫力をあげ風邪から身を守ることになるのです。
風邪予防に効く乳酸菌サプリの選び方
風邪予防のために免疫力を上げる乳酸菌サプリにも、様々な種類があります。
ここでは効率よく免疫力をあげる乳酸菌の選び方をご紹介します。
免疫力強化の作用を持つ乳酸菌を選ぶ
乳酸菌サプリに含まれている乳酸菌にもいろいろな作用を持ったものがあります。
免疫力を上げるにはそれに適した乳酸菌を選ぶとより効率的に効果を得られるのです。
一部ですが、免疫力強化の作用を持つ乳酸菌をご紹介します。
ビフィズス菌BB536、EC-12株、クレモリスFC株、L-92株、S-PT84株、Bb-12株、LP28株、ガセリ菌SP株、JBL05株、HSK201株、KW3110株、LGG菌、SN13T株、SN35N株、シロタ株、ラブレ菌、ロイテリ菌など
以上の乳酸菌が免疫力強化の作用を持っています。
したがって、これらの乳酸菌が含まれているものを選ぶことが風邪予防に大切なのです。
善玉菌のエサが配合されているか
善玉菌も生き物なので、私たちと同じく食べ物を食べることでより元気になります。
ではなにを食べるのかというと、食物繊維、オリゴ糖を好物としています。
これらを乳酸菌と一緒に摂取することで、より善玉菌は活性化されるので、野菜繊維、オリゴ糖が含まれた乳酸菌サプリを選ぶことも大事です。
価格や形状など毎日飲み続けられるものを選ぶ
免疫力の強化は、毎日乳酸菌サプリを飲み続けることで効果が出てきます。
毎日飲み続けるために、無理なく続けられる価格か、また飲みやすい形状かということが大事です。
価格に関しては、公式の通販サイトで買えば割引などを受けられるものが多いので、そちらで買うといいかもしれません。
形状に関しては、喉に引っかかりやすい人は小さいものにするなど、意識して選びましょう。
風邪予防に効果的な乳酸菌サプリランキング
それでは、具体的にどんな乳酸菌サプリが風邪予防に効果的なのか紹介していきます。
第1位 ヘルスエイド・ビフィーナEX
最初に紹介するのはヘルスエイド・ビフィーナEXです。
ビフィーナEXは創業125年という長い歴史を持つ、森下仁丹から発売されています。
この商品に配合されているのはビフィズス菌BB536という乳酸菌で、非常に強い生存力を持つことから、生きたまま腸に届く乳酸菌です。
生きて腸に届いたBB536は乳酸と酢酸を生み出し排便作用を促すことから、便秘解消にいいとされています。
更に酢酸は殺菌力も強く、ウィルスが腸内に定着、吸収されるのを防ぐため、免疫力も向上するのです。
また、花粉症などのアレルギー症状も抑制するので、便秘改善、免疫力強化、アレルギー症状抑制と幅広い効果を得られます。
そしてこのビフィーナEXにはビフィズス菌BB536の他にガセリ菌、アシドフィルス菌という乳酸菌も含まれています。
これらの乳酸菌も免疫力強化などの作用を持ちますが、他に内臓脂肪の低減などうれしい効果もあるのです。
したがって、多くの人におすすめできる乳酸菌サプリとなっています。
第2位 乳酸菌革命
乳酸菌革命は16種類もの乳酸菌が配合された乳酸菌サプリです。
ビフィズス菌、ラブレ菌、ガセリ菌など主要な乳酸菌が一度に摂取できるため、大変コスパに優れています。
これらの乳酸菌は有胞子性乳酸菌としてカラにつつまれているため、酸や熱に強く、分解されずに腸内に届きやすいのが特徴です。
またこれら16種類の乳酸菌に加え、野菜繊維、オリゴ糖も配合しているため、善玉菌を活性化させることもでき、様々な角度から腸内環境をケアすることができます。
更に、この商品は健康に最大限気を使って作られているため、妊婦さんでも安心して飲めるよう添加物が使われていないというのも特徴です。
したがって、添加物をなるべく摂りたくないという方にはこちらの商品をおすすめします。
第3位 乳酸菌EC-12
乳酸菌EC-12は久光製薬から発売されている乳酸菌サプリです。
久光製薬は医薬品や医療用雑貨などを開発しているメーカーとして知られています。
それでは製薬会社が開発した健康食品の乳酸菌EC-12とはどのようなものなんでしょう。
乳酸菌EC-12に配合されている乳酸菌はフェカリス菌EC-12というもので、他の乳酸菌に比べ小さいのが特徴です。
小さいことで一度に大量のフェカリス菌を摂取することができ、また腸内の隅々まで行きわたることができます。
腸内に行きわたったフェカリス菌は腸内の免疫機構を刺激するので、免疫力を向上させるのです。
それにより様々なウィルスや病原菌から身体を守り、健康な身体を維持するのに役立つ乳酸菌サプリです。
第4位 善玉菌のチカラ
善玉菌のチカラはフジッコから発売されている乳酸菌サプリです。
フジッコは健康に気をつかった食品を数多く販売しているメーカーで、健康食品である乳酸菌サプリも開発しているんです。
それでは善玉菌のチカラもやはり健康に気をつかった商品になっているんでしょうか。
それは善玉菌のチカラに含まれている成分に答えが隠されています。
善玉菌のチカラには乳酸菌であるクレモリス菌FC株の他に、食物繊維、カルシウムが含まれています。
食物繊維は他にも含まれている商品はあるのですが、カルシウムは乳酸菌サプリに含まれていることがあまりなく、大変珍しいのです。
それに日本人はカルシウムが不足しやすいといわれているので、乳酸菌と一緒に摂取できるのは大変うれしいですね。
またクレモリス菌FC株にはNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させ、免疫力を向上させる作用があります。
したがって、「風邪予防」と「カルシウムで健康な身体作り」が同時に行える乳酸菌サプリなのです。
第5位 ビヒダスBB536
ビヒダスBB536は森永乳業から発売されている乳酸菌サプリです。
森永乳業といえば乳製品を多く販売していますが、サプリメントの開発にも取り組んでいるんですね。
このビヒダスBB536に含まれているのは「ビフィーナEX」と同じビフィズス菌BB536で、特徴は前述したとおり排便作用、免疫力強化、アレルギー症状の抑制などです。
しかも「ビフィーナEX」はビフィズス菌BB536が100億個なのに対し、ビヒダスBB536は150億個も含まれています。
したがって免疫力の向上に強い効果を期待できますね。
しかし、オリゴ糖や野菜繊維など善玉菌のエサが含まれておらず、乳酸菌もビフィズス菌BB536の一種類のみなので、限定的になってしまうのは少し残念なところです。
「ビフィーナEX」ほどバランスよく腸内をケアするというわけにはいきませんが、免疫力強化に高い効果を期待できるので、こちらの商品もおすすめです。
乳酸菌サプリと一緒に試せる風邪予防
風邪予防は乳酸菌サプリだけでなく、日常生活からでも実践できます。
乳酸菌サプリと一緒に試すことで更に風邪に強い身体を作ることができるので、その方法をご紹介します。
室内を加湿する
乾燥した空気はウィルスの感染を手助けする要因になります。
ウィルスは乾燥した空気が大好きなので、そのようなところでは生存率も上がってしまうのです。
逆に、湿度が50%以上の部屋ではウィルスの生存率が1割以下になるといわれています。
したがって、加湿器などで湿度を高い状態に保つことが風邪ウィルス感染を防ぎます。
ビタミンをとる
免疫力が弱い人はビタミンが不足しているともいわれています。
免疫力強化に効果的なのはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEで、いずれも免疫細胞の機能低下を防ぐのに役立ちます。
それではそれぞれ摂取できる食べ物を紹介します。
ビタミンA
レバー、ニンジン、カボチャ、ホタルイカ、ウナギ、卵黄など
ビタミンC
ブロッコリー、赤ピーマン、アセロラ、ゆず、キウイ、いちごなど
ビタミンE
カボチャ、アーモンド、らっかせい、大豆、鮭、干しえびなど
これらの食品からビタミンをバランスよく摂取することで、免疫力は更に向上し、風邪を防ぐことができます。
軽い有酸素運動
激しい筋力トレーニングのように負荷のかかる運動は一時的な免疫力の低下を招きますが、軽い有酸素運動であれば血行が良くなり、免疫力も高まります。
しかし今のご時世運動する時間なんてとれない、という方も多いですよね。
そういう方は通勤の際に自転車を使ったり、エレベーターを使わずに階段を使ったりするだけでも効果があるので、普段から少しずつそういった運動を心がけてみましょう。
まとめ
腸内環境と風邪への免疫力は関係しているということがわかりましたね。
腸内環境の乱れは風邪だけでなく、便秘や肌荒れといった様々な症状を引き起こします。
私たちの健康を守っているのは、腸内に住んでいる善玉菌なんです。
そんな彼らが快適に働けるように、これから彼らが住みやすい腸内環境を作っていきませんか?
風邪に縁のない健康な身体を手にいれるために、一緒に腸活ライフを楽しみましょう!