腸への関心が高まりつつある現在、乳酸菌サプリメントや整腸剤など商品の数も豊富で、「どれを選べばいいのだ」と迷われている方も多いかと思います。
中でも乳酸菌サプリメントの代表格「ビフィーナ」と整腸剤はどちらが効果的なのか、という疑問や悩みは良く聞きます。
そこで、ここではビフィーナを整腸剤を徹底比較していき、「どちらが優れているのか」「どちらが自分に適しているのか」を解説していきたいと思います。
目次
ビフィーナの特徴
まずはじめに、ビフィーナの特徴を覚えておきましょう。
ビフィズス菌を含めた3種の菌が腸内フローラを良好に
ビフィーナの特徴の1つは、ビフィズス菌をメインとし、2種の乳酸菌、計3種の菌が配合されていること。
菌は種類が豊富だと良いというものでもありません。
それぞれの菌が互いをサポートし合う形が理想的。そしてビフィーナに含まれている菌はまさに「完璧な菌の構成」であり、互いの菌がサポートし合って腸内フローラをより良いものにしてくれます。
様々な研修結果が報告されている
ビフィーナは機能性表示食品ということもあり、様々な研究結果が報告されています。
- 糞便中のビフィズス菌の割合の増加
- ビフィズス菌により排便回数の増加
- 糞便中のアンモニア腸の減少
などなど、研究結果を提示しているところからも信頼性のおける商品ということになります。
歴史ある医薬品メーカー森下仁丹が製造
ビフィーナは乳酸菌サプリメントであり、医薬品ではないため製薬会社が製造しているわけではありませんが、製造元は名のある企業森下仁丹。
銀粒仁丹といえばピンとくる方も多いのではないでしょうか?大礼服マークが目印の医薬品メーカーです。
森下仁丹は創業125年という長い歴史があり、また、ビフィーナも販売開始から20年以上愛され続けているロングセラー商品です。
腸活ブームに乗っかり「ぽっと出」で乳酸菌サプリメントを販売している会社とはワケが違います。
整腸剤の特徴
次に整腸剤の特徴を紹介していきます。
整腸剤は乳酸菌サプリとは違うので、しっかりどこに位置づけされるか把握しておきましょう。
医薬部外品に分類される信頼性
整腸剤は乳酸菌サプリメントと違い、医薬部外品に分類される製品です。
では医薬部外品とはなにか、といいますと、「健康食品と医薬品」の間に位置づけられ、効果・効能の範囲が明確にされています。
乳酸菌サプリメントと言えば医薬品のように捉えてしまう方も多いですが、実は健康食品であり、そして整腸剤は医薬品よりの医薬部外品である。ということです。
ビオフェルミン製薬やわかもと製薬など製薬会社が製造
整腸剤は「ビオフェルミン製薬」や「わかもと製薬」などの製薬会社が製造を行っています。
基本的に乳酸菌サプリメントなどは医薬品メーカーや食品メーカーが製造しておりますので、製造元が食品よりの会社なのか、薬よりの会社なのか、という違いもございます。
一般的に製薬会社だと信頼性がありイメージも良いと感じる方も多いのではないでしょうか?
薬局でも購入できる手軽さ
整腸剤はドラッグストアやスーパーの薬コーナーでも手軽に購入できるというのがメリットの1つでもあります。
確かに乳酸菌サプリメントもDHCなんかは薬局やスーパーなんかでも見かけますが、有名商品は基本的に通販でしか購入できません。
今すぐ欲しい!となった時にカンタンに手に入れることができる「手軽さ」も持ち合わせています。
ビフィーナと整腸剤を比較
最後にビフィーナと整腸剤を項目ごとに比較していきます。
どちらが自分に適しているのか、しっかり見極めましょう。
成分や原材料、価格で比較
ビフィーナ![]() |
ビオフェルミンS![]() |
強力わかもと![]() |
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---|---|---|---|
製造元 | 森下仁丹 | ビオフェルミン製薬 | わかもと製薬 |
菌種 | ビフィズス菌BB536
アシドフィルス菌 ガセリ菌 オリゴ糖 |
ビフィズス菌G9-1株
アシドフィルス菌 フェカリス菌 |
フェカリス菌
乾燥酵母
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原材料 | エリスリトール、食用油脂、オリゴ糖、ゼラチン、デンプン、ビフィズス菌末、アシドフィルス菌末、ガセリ菌末/グリセリン、乳化剤、酸味料、増粘剤(ペクチン)、香料、着色料(クチナシ、カロチノイド)、(一部にゼラチン・大豆・乳成分を含む) | コンク・ビフィズス菌末、コンク・フェーカリス菌末、コンク・アシドフィルス菌末、トウモロコシデンプン、デキストリン、乳糖水和物、沈降炭酸カルシウム、アメ粉、白糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム | アスペルギルス・オリゼーNK菌(消化酵素産生菌)培養末「小麦を含む」、乳酸菌培養末「小麦を含む」、乾燥酵母(ビール酵母)チアミン硝化物(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ニコチン酸アミド |
価格 | 3,980円(初回限定) | 2,322円 | 2,700円 |
1日辺りのコスト | 約132.6円 | 77.4円 | 62.8円 |
※整腸剤は店舗によって価格が違うため、amazonの参考価格を表示
配合細分を見るとビフィーナとビオフェルミンが豊富な菌を揃えていますね。
ただ、菌は量ではなく質ということも忘れずに。
ビフィーナの場合は、各菌の効能ががそれぞれの菌をサポートし合う構成となっていますので、組み合わせ的にはビフィーナが有利ですね。
しかしコストが一番高いため、その点をどう見るかです。1日あたりで換算すると、20~30円程度の差ですので、そこまで問題視する必要はないでしょう。
よって、この項目ではビフィーナが一番優秀と言えそうです。
菌の効果で比較
ビフィーナの菌の作用![]() |
ビオフェルミンの菌の作用![]() |
強力わかもとの菌の作用![]() |
---|---|---|
整腸作用 | 整腸作用 | 整腸作用 |
便秘の予防と改善 | アレルギー性鼻炎の抑制 | インフルエンザの抑制 |
インフルエンザ感染予防 | スギ花粉症の植生 | 肥満抑制 |
潰瘍性大腸炎の抑制 | コレステロー値の低下 | 感染症予防 |
ETBF菌を抑制 | 血糖値の低下 | 免疫力強化 |
骨強度増強作用 | 免疫の強化・調整 | 抗腫瘍作用 |
免疫力の強化・調整 | ピロリ菌の抑制 | アレルギーの緩和 |
花粉症の予防と緩和 | カンジダの抑制 | 酒さ性皮膚炎の緩和 |
コレステロール値の低下作用 | ミュータンス菌の減少 | |
病原性大腸炎O157の感染予防 | ||
ピロリ菌の抑制 | ||
カンジダ菌の抑制 | ||
内臓脂肪の低減 |
※ビフィーナは「ビフィズス菌BB536」「ガセリ菌」「アシドフィルス菌」の効能を記載
※ビオフェルミンは「ビフィズス菌G9-1」「アシドフィルス菌」「フェカリス菌」の効能を記載
※強力わかもとは「フェカリス菌」「乾燥酵母」の効能を記載
菌の効能の豊富さでもビフィーナが勝利。
効能は多ければ多いほど良いというわけではありません。自分が何の目的でサプリメント、整腸剤を摂取するのが一番重要となります。
しかし、ビオフェルミンや協力わかもとは医薬部外品の整腸剤。そしてビフィーナは乳酸菌サプリメントですので、毎日摂取して腸内環境を良い状態に保つ、という点ではビフィーナが摂取しやすそうですね。
口コミで比較
ビフィーナの口コミ
良い口コミ | 悪い口コミ |
本当いつもお世話になっておりサプリメント。
これなきゃ寝れないくらい依存してますし、翌日快便です。 |
う~ん。
感覚的にはよくなっている気がするんだけど、マジで実感!という感じにはなってないかな。 |
ビフィーナを始めてから腸内の善玉菌が多くなったのか、便秘になることが少なくなりました。 | 私は効かなかったけど、旦那はすごく効くと言ってます。
人によって相性があるみたい。 |
摂取1カ月くらいから、そういえば最近便秘になってないな~と気づき始めました。
お腹が急に痛くなることもほぼなくなりました。 |
3か月継続したが効果なし。
お腹が張りやすい体質だったけど、それが改善できたことくらいかな。 |
ビオフェルミンSの口コミ
良い口コミ | 悪い口コミ |
これがあると安心。逆にきらすととたんに不安になります。
副作用の心配もなく、快便生活を送っています |
しつこい便秘症にはまったく効きません。乳酸菌サプリメントの方が効果がありました。 |
お腹を下しやすい私ですが、ビオフェルミンを飲むようになってからは安定してるかな。 | 正直効果は分からないですが、理論的には良いと思いますので、飲んでいます。 |
価格も高くないし、満足しています。
お腹が弱い私には力強い味方です。 |
便秘には効かない気がします。
|
協力わかもとの口コミ
良い口コミ | 悪い口コミ |
過敏性腸症候群の方にはおすすめしたいです。
下痢型に苦しんでいましたが、2週間ほどでまったく症状が出なくなりました。 |
便秘にはあまり効かない気がします。
カチカチ便な私には効果ありませんでした。 |
一度の服用で9粒なので飲み込むのはキツイですが、毎回毎回効果は実感できています。 | 効能に便秘と記載されていますが、体質的に合わないのか、まったくと言っていいほど何も変わりませんでした。 |
食べ過ぎたときに飲むと胃が楽になります。
便通の方は良く分かりません。 |
健康志向で購入しましたが、逆に便秘になりました。
元々、便通は普通なのに。 |
口コミだと甲乙つけがたい結果に。
ビオフェルミンは「とりあえず良い評価」という口コミが多かったので、良い口コミでもあまり信用はできません・・・
対してビフィーナ、協力わかもとは詳しい口コミが多かったので、口コミの項目ではビフィーナと強力わかもとのドローということになります。
ビフィーナと整腸剤、どっちがいいの?まとめ
総合的に見てもビフィーナが圧倒的に良いように感じられました。
毎日日常的に摂取したい!
という方は、医薬部外品の整腸剤よりも乳酸菌サプリメントが良いでしょう。一応位置づけは健康食品になりますので、体に負担を与えることはありません。
ということで、整腸剤VSビフィーナですが、今回の比較ではビフィーナが勝利、ということになりました。