似たような効能をもたらす乳酸菌とラクトフェリン。
混同している方も多いようですが、実は乳酸菌とラクトフェリンは全くの別物。
また、最近だと乳酸菌サプリである「ビフィーナ」と「ラクトフェリン」、どちらを摂取したらいいのだろう、と迷われる方も多いようです。
ここでは、ビフィーナとラクトフェリン、それぞれのメリットやデメリットに焦点を当てて比較していきたいと思います。
目次
ビフィーナはこういう商品
まずはビフィーナについてしっかり把握しておきましょう。
ビフィーナはメインがビフィズス菌
ビフィーナはメインがビフィズス菌であり、さらに2種類の乳酸菌を配合している商品。
メインであるビフィズス菌BB536は幅広い効能を持つ菌であり、世界30か国以上に輸出されている世界的にも重宝されている菌種。
また、他の2種の乳酸菌も、ビフィズス菌BB536にはない特徴を持っており、配合されている菌たちが互いをサポートし合う形に配合されています。
さらにオリゴ糖も配合することにより、ビフィーナに含まれている3種の菌を腸内で徹底サポート。オリゴ糖は善玉菌の餌となりますので、常在菌も元気にしてくれます。
歴史のある森下仁丹が製造・販売
ビフィーナを製造しているのは「大礼服マーク」でおなじみの森下仁丹。
口中清涼剤の銀粒仁丹は誰もが知っている有名商品ですね。
そんな森下仁丹は創業から125年以上の歴史を持つ老舗医薬品メーカー。
ビフィーナ自体も販売から20年以上愛されているロングセラー商品であり、商品、そして製造元も信頼できるものとなっております。
ビフィズス菌を生きたまま腸まで届ける技術
一般的にビフィズス菌は胃酸に弱く、生きて腸まで「届かない」菌ですが、森下仁丹は独自技術のハイパープロテクトカプセルの開発に成功。
2層の被膜でビフィズス菌を包み、生きたビフィズス菌の90%以上を腸まで届けることを実現させています。
また、この技術はビフィズス菌を生きて腸まで届けるためだけのものではなく、レアメタルの回収や経口ワクチンなど、あらゆる分野に応用が期待されており、世界中から注目されている技術でもあります。
ラクトフェリンの特徴
次はラクトフェリンの特徴を解説していきます。
ラクトフェリンとは
ラクトフェリンとは別名ラクトトランスフェリンとも呼ばれ、1939年にデンマークの科学者が発見したタンパク質です。
ラクトフェリンは母乳や涙、汗や唾液、白血球など、人間の大事な部分に存在して体を守る役割を果たしています。
中でも母乳中に多く存在し、なんと牛乳の濃度の10倍以上と言われています。出産から数日の間の「初乳」に最も多く含まれ、生まれたばかりの赤ちゃんの健康を維持し、守るために役立っていると考えられています。
乳酸菌との違い
乳酸菌は腸内に生息する「菌」ですが、ラクトフェリンは糖タンパク質です。
「腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える」という効能において、乳酸菌と類似していることから、乳酸菌と勘違いしている方も多いですが、まったくの別物です。
マルチな効能を持つたんぱく質
ラクトフェリンは
- 細菌の抑制
- ウイルスの抑制
- 原虫の抑制
- 免疫の強化
などなど様々な効能を持つスーパーたんぱく質です。
また、ラクトフェリンの効能に関しては様々な学術論文が発表されており、その数は6000を超えると言われています。つまり、それだけ世界中で注目を集めているということです。
さらに「International Conference on Lactoferrin - Structure, Function & Applications - 」という、ラクトフェリン専門の国際会議も開催されており、様々な研究者が研究成果の発表や研究討論をしております。
ビフィーナとラクトフェリンの商品比較
最後にビフィーナとラクトフェリンの比較をします。
商品(ビフィーナ)と成分(ラクトフェリン)の比較はしにくいので、ラクトフェリン側にはDHCとライオンのラクトフェリン商品を比較対象とさせていただきました。
では見ていきましょう!
サプリメントで比較
ビフィーナ![]() |
スリムエッセンス ラクトフェリン![]() |
DHCラクトフェリン![]() |
|
---|---|---|---|
製造元 | 森下仁丹 | ライオン | DHC |
主成分 | ビフィズス菌BB536
アシドフィルス菌 ガセリ菌 オリゴ糖 |
ラクトフェリン | ラクトフェリン
オリゴ糖 ビフィズス菌 ヒアルロン酸 |
原材料 | エリスリトール、食用油脂、オリゴ糖、ゼラチン、デンプン、ビフィズス菌末、アシドフィルス菌末、ガセリ菌末/グリセリン、乳化剤、酸味料、増粘剤(ペクチン)、香料、着色料(クチナシ、カロチノイド)、(一部にゼラチン・大豆・乳成分を含む) | マルチトール、デキストリン、ヒハツエキス/ラクトフェリン(乳由来)、結晶セルロース、HPMC、アルギン酸Na、CMC-Ca、微粒酸化ケイ素、グリセリン、タルク、ステアリン酸Ca | ラクトフェリン、ラクチュロース、ビフィズス菌末、ヒアルロン酸、還元麦芽糖水飴、エリスリトール、結晶セルロース、グリセリン脂肪酸エステル、甘味料(ステビア)、酸味料、ヨーグルトフレーバー、微粒二酸化ケイ素、(原材料の一部に乳を含む) |
栄養成分 | エネルギー8.8kcal、たんぱく質0.28g、脂質0.73g、炭水化物0.89g、食塩相当量0.0024g、ビフィズス菌100憶個、(その他の成分:乳酸菌10憶個、オリゴ糖0.30g) | 熱量3.3kcal/たんぱく質0.3g/脂質0~0.01g (飽和脂肪酸0.001g)/炭水化物0.6g(糖質0.3g /食物繊維0.2g)/食塩相当量0~0.01g | 熱量7.6kcal/たんぱく質0.66g/脂質0.06g/炭水化物2.19g/ナトリウム3mg/(食塩相当量0.008g) |
価格 | 3,980円(初回限定) | 6,060円 | 2,040円 |
1日辺りのコスト | 約132.6円 | 約202円 | 約68円 |
本来、乳酸菌とラクトフェリンは別カテゴリですので比較するのは難しいです。
その上で各商品の特徴を見ると、DHCのサプリメントはラクトフェリンの他にビフィズス菌、オリゴ糖も配合されており、贅沢な商品となっております。
そして価格に関しても、この3商品の中では断トツに安い形となっています。
しかし、DHCラクトフェリンに配合されている「ビフィズス菌」ですが、ビフィズス菌の何の菌種かが把握できなかったので、その点はマイナスポイントです。何の菌か分からなければ配合されていないのも同じですから。
あくまでも「表面上の」商品スペック的には
1位 DHC
2位 ビフィーナ
3位 ライオン
ということになります。
効果で比較
ビフィーナの菌の作用![]() |
ライオンラクトフェリン![]() |
DHCラクトフェリン![]() |
---|---|---|
整腸作用 | 整腸作用 | 整腸作用 |
便秘の予防と改善 | 内臓脂肪の低減 | 内臓脂肪の低減 |
インフルエンザ感染予防 | 歯周病予防 | 歯周病予防 |
潰瘍性大腸炎の抑制 | 肌細胞の修復 | 肌細胞の修復 |
ETBF菌を抑制 | インフルエンザ予防 | インフルエンザ予防 |
骨強度増強作用 | ンノロウイルス予防 | ンノロウイルス予防 |
免疫力の強化・調整 | 免疫力の強化 | 免疫力の強化 |
花粉症の予防と緩和 | 肌のアンチエイジング効果 | |
コレステロール値の低下作用 | 更年期障害の緩和 | |
病原性大腸炎O157の感染予防 | ||
ピロリ菌の抑制 | ||
カンジダ菌の抑制 | ||
内臓脂肪の低減 |
※ビフィーナは「ガセリ菌」「ビフィズス菌BB536」「アシドフィルス菌」の効能
※ライオンラクトフェリンは「ラクトフェリン」の効能
※DHCラクトフェリンは「ラクトフェリン」「ヒアルロン酸」の効能
先にも言いましたがDHCラクトフェリンに含まれているビフィズス菌ですが、菌種の記載がなかったので、効能からは除外させていただいております。
効能の幅広さではビフィーナがダントツですね!
腸関係ですと、やはりラクトフェリンは乳酸菌に勝てない、という結果になりました。
口コミで比較
ビフィーナの口コミ
良い口コミ | 悪い口コミ |
---|---|
携帯性もよく、毎日寝る前に美味しくいただいてます。
おかげで朝の便通は快調です。 |
人によって相性があるのか、妻は効くけど私は全く効かないという状況です |
悪玉菌が多かったのか善玉菌が少なかったのか、便秘が多い人生でした。
しかしビフィーナと出会ってからは徐々によくなりつつあります。 本当に感謝 |
1カ月使用してみましたがあまり効果は実感できませんでした。
3か月たってから効果が出始める人とかもいるようですが、私はリピなしです。 |
整腸剤を愛用していましたが、あまり効果が実感できないのでビフィーナに変更。
飲み始めて1カ月くらいでしょうか。 とても便通がよくなってきました。 |
効いているような効いていないようなそんな微妙な感じです。 |
ナイスリムエッセンス ラクトフェリンの口コミ
良い口コミ | 悪い口コミ |
---|---|
とても良いです。
使って一カ月ですが、便通もよくなった気がしますし、内臓脂肪も減っていました。 |
高かった上に全然効果を感じられませんでした。
2ヵ月目の継続はなしで。気力が持ちません。 |
これを飲んでいて痩せた気がします。 | 推奨されている通り半年間続けてみましたが無駄だったようですね。 |
効果があるのか半信半疑ですが、飲まないよりはいいかな?という感じです。 | 高い!そして効果なし! |
DHCラクトフェリンの口コミ
良い口コミ | 悪い口コミ |
---|---|
なかなか解けないので最後はかみ砕いています。ちょっと飲みにくいかも。
ノロウイルス対策で飲んでいますが今のところはかかっていません。 |
まずい!解けない。ラクトフェリンのコーディングないので胃腸まで届かないと思う。 |
風邪予防で飲んでいます!値段もお手頃ですし、便通も良くなった気がします。 | あまり実感できていません。
期待はずれです。 |
腸内環境改善のために飲んでいます!
値段が安いのがいいですね! この手のサプリは高いのばかりですから。 |
なんかよくわかりませんが、気分てきにはよくなったような気がします。 |
便通効果はビフィーナが圧勝といったところですね。
その他ラクトフェリンのサプリは整腸目的ではなく、他の目的で摂取している方が多い印象です。
ビフィーナ、ラクトフェリン徹底比較まとめ
やはり乳酸菌サプリとラクトフェリンはカテゴリが違うため、摂取している人も目的も違うようです。
整腸目的、便通改善目的ならビフィーナが圧倒的な結果となりました。