近頃、テレビや雑誌で毎日のように騒がれている『乳酸菌』。
そのせいか、ヨーグルトだけでなくお菓子や清涼飲料水にも【乳酸菌配合】という文字が目立ってきましたね。
その中でも、「まるでゾンビみたい!!」と驚かれている乳酸菌があることをご存知でしょうか?
それはEC-12と呼ばれる乳酸菌のこと。
死菌として働くことから、ゾンビのような菌だと噂されるようになり、注目を集めている乳酸菌です。
そんなEC-12ですが、実は久光製薬から出されている乳酸菌サプリとDHCから出されている乳酸菌サプリの二つがあります。
そこで今回は、久光製薬を選ぶとよいのか、DHCを選ぶとよいのかについて両商品を比較しながら、紹介していきたいと思います!
そもそもEC-12とはどんな乳酸菌なの?
久光製薬とDHCの両商品を比較する前に、まずはEC-12という乳酸菌が一体どのような特徴を持つ乳酸菌なのかを見ていきましょう。
死菌として腸内で働く
冒頭でもお話ししたように、乳酸菌EC-12は死菌として働く乳酸菌。つまり、生きた状態の生菌として働くのではなく、死菌となってから効果を発揮するということです。
本来、ほかの乳酸菌であれば生きたまま腸内まで届ける必要があるのですが、このEC-12は生きたまま届ける必要がありません。
そのため、胃酸や胆汁といった脅威を恐れる必要がなく、確実に腸内までEC-12を届けることが出来るんです。
免疫力アップを助ける
このEC-12と呼ばれる乳酸菌は、ほかの乳酸菌サプリと比較すると非常に小さなサイズとなっており、通常の乳酸菌の4分の1のサイズとなっています。
そのため、腸内に届いたあとにバイエル板と呼ばれる部分から取り込まれやすくなり、その中に潜む免疫細胞に直接働きかけることが出来るんです。
ここからは少々専門的な知識となってしまいますが、EC-12はバイエル板の中に取り込まれた後にマクロファージと呼ばれる免疫細胞に取り込まれます。
その後、マクロファージからサイトカインと呼ばれる伝達物質を出し、様々な免疫細胞の働きを促進させてくれるんです。
これがEC-12と免疫アップの密接な関係となります。
ビフィズス菌を増殖させる
EC-12には私たちの腸内環境を整えてくれるビフィズス菌を増やす働きがあります。
なぜならEC-12は死菌として腸内に届く上に、サイズが小さいのでビフィズス菌の絶好の餌となるからです。
実際のヒト試験データによると、EC-12を毎日摂取したところ、摂取後のビフィズス菌の量が摂取前の2~3倍になったということが分かっています。
このビフィズス菌は腸内で乳酸や酢酸を出して悪玉菌と戦い腸内環境を整えてくれるという働きがあるので、EC-12には便通改善の効果も期待できるんです。
久光製薬の乳酸菌EC-12の特徴
まずは久光製薬の乳酸菌EC-12について特徴を見ていきましょう。久光製薬EC-12の詳細を簡単に表にまとめてみたのでご覧ください。
以上が久光製薬のEC-12の全体像です。ここからさらに詳しく解説していきたいと思います。
乳酸菌EC-12を1兆個配合している
久光製薬の乳酸菌EC-12にはEC-12が1兆個も配合されています。これが久光製薬の最大の特徴でしょう。
他の乳酸菌サプリを見てみると、億単位では入っていても兆という単位で配合している乳酸菌サプリは見られません。
これは久光製薬が『EC-12はサイズが小さい』という利点をうまく使って配合した結果でしょう。
一度にたくさんのEC-12が摂取できるのは久光製薬の乳酸菌サプリならではです。
プラスアルファでオリゴ糖を配合している
久光製薬で出している乳酸菌サプリには、EC-12にだけではなくオリゴ糖も一緒に配合しています。
このオリゴ糖というのは善玉菌の餌となる成分で、腸に届くまで体の中に吸収されにくい成分なので、しっかりと腸内に潜む善玉菌まで届けることが出来るんです。
また、善玉菌はオリゴ糖を取り込んだ後に増殖を始めるので、腸内で善玉菌を増やすことが出来る成分でもあります。
より効率的に腸内に潜む善玉菌を育てることに特化している乳酸菌サプリだと言えるでしょう。
ヨーグルト味のチュアブルタイプで続けやすい
久光製薬のEC-12はチュアブル状の粒となっていて、ヨーグルト味を施しているため非常に飲みやすく抵抗感がありません。
このように飲みやすく続けやすい配合は、森永の「子供から大人まで幅広い世代の方々に試してもらいたい」という願いが込められているように感じますね。
DHCの乳酸菌EC-12の特徴
対するDHCの乳酸菌EC-12はどうでしょうか?
まずは、大まかな詳細を表にまとめてみたのでご覧ください。
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★乳酸菌EC-12を5,000憶個配合 ★善玉菌の餌であるラクチュロースを配合 ★圧倒的なコスパ! |
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価格 | 1,050円 |
送料 | - |
主成分 | フェカリス菌EC-12 5,000憶個
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形状 | カプセル |
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原材料 | 乳酸菌末(殺菌乳酸菌体、デキストリン)、ラクチュロース(乳成分を含む)/ゼラチン、セルロース、ビタミンC、酸化防止剤(ビタミンE)、ラクトフェリン、ビタミンB1、ビタミンB2、微粒二酸化ケイ素、着色料(カラメル、酸化チタン) |
成分 | 熱量0.9kcal、たんぱく質0.12g、脂質0.01g、炭水化物0.08g、食塩相当量0.002g、ビタミンC 10mg、ビタミンB1 2.0mg、ビタミンB2 2.0mg、ラクチュロース(オリゴ糖)25mg、ラクトフェリン5mg |
DHC乳酸菌EC-12の大まかな詳細は以上となります。
それでは一体どのようなサプリなのか、さらに細かく紹介していきましょう。
乳酸菌EC-12を5,000憶個配合している
DHC乳酸菌EC-12の最大の特徴は、EC-12を5,000憶個配合しているという点です。
久光製薬の乳酸菌EC-12と比べると半分になってしまいますが、それでも十分な量でしょう。
他の乳酸菌サプリと比べると圧倒的な量が配合されていると良くわかります。
プラスアルファでラクチュロースを配合している
DHCではラクチュロースと呼ばれる善玉菌の餌を配合しています。
ラクチュロースもオリゴ糖と一緒で、胃に吸収されにくく腸内まで届く甘味が特徴的なものです。
そのため、EC-12とラクチュロースが合わさって、腸内環境の改善に働いてくれます。
とにかく安い!最高のコストパフォーマンス
DHCといえば「安くて手軽」というのが特徴的ですよね。
この乳酸菌EC-12も30粒(1日1粒)で1,050円という驚きの価格で販売されているため、一日あたり35円で試すことが出来ます。
35円って、駄菓子の50円チョコよりも安いですよね!手軽に始めることに特化している乳酸菌サプリだと言えるでしょう。
久光製薬vsDHC どちらでEC-12を摂取する?
両商品を見たところで、いよいよ比較していきたいと思います!
質を選ぶか安さを選ぶか…、あなたに適したサプリは果たしてどちらなのでしょう。早速見ていきます。
成分・価格などの観点から比較してみた
久光製薬とDHCの両商品を表で一気に比較してみました!下記表をご覧ください。
判定(久光/DHC) | 比較種類 | 久光製薬乳酸菌EC-12 | DHC乳酸菌EC-12 | |
---|---|---|---|---|
〇 | ◎ | 価格 | 1,810円 | 1,050円 |
◎ | 〇 | 配合量 | EC-12-1兆個(10,000憶個) | EC-12-5,000憶個 |
〇 | △ | 添加物 | ソルビトール、香料、ステアリン酸カルシウム、酸味料、甘味料(ステビア) | 酸化防止剤(ビタミンE)、着色料(カラメル、酸化チタン)、微粒二酸化ケイ素 |
◎ | ◎ | オリゴ糖 | 配合あり | 配合あり |
以上が比較結果となります。簡単に見てみると、EC-12の量が多く添加物の心配があまりないのが久光製薬の特徴となります。
対してDHCはとにかく安いけど、EC-12の配合量が多く、カラメルなどの気になる着色添加物が含まれているという特徴です。
これを見ると「質を求めるならEC-12」、「安さを求めるならDHC」という具合でしょうか。
愛用者の口コミから比較してみた
続いて両商品の口コミを見てみましょう。
久光製薬の乳酸菌EC-12 | DHCの乳酸菌EC-12 |
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飲み始めてから数日は便通が非常によくなりました。ただ、1か月続けたあたりから、再びもとに戻ってしまい残念です。 サプリに頼りすぎたのが原因かもしれませんね。 |
あらゆるサプリに手を染めているメーカーなので、とりあえず試したのですが、あまり効果が期待できませんでした。やはり値段と効果は比例するのかなあ。良いものは値段が高くなるし、あまり良くないものは安いといった印象です。 |
サロンパスとかで有名な久光さんだったので思い切って購入しました。 元々下痢や便秘を繰り返し、なかなかしっかりとした便が出なかったのですが、EC-12を飲んでから正常の便が出るようになりました。体系維持にもつながり満足しています。 |
普段の私生活を改善したうえで試すなら、とても安くてコスパの良い商品だと思います!特段効果を実感したという訳ではありませんが、以前よりも便通が改善されましたし、体重の増加も抑えられて好調です。 |
風邪を引きにくい体質になりました。このサプリは1年くらい前から継続しているのですが、年4回以上風邪を引いていたのに、ここ一年間風邪を引いていません。別件でかかりつけの病院に行ったときに看護婦さんが「あまり来なくなったから寂しかったよ(笑)」なんて言われました。私はEC-12のおかげだと思っています。 | とりあえず安いので買いました。これから腸内改善というよりも、腸内環境を維持したいという方におすすめです。 |
久光製薬にも、DHCにも悪い口コミ・良い口込みのどちらも寄せられていましたが、効果をより実感できているのは久光製薬のほうが多いように感じました。
この差には価格の違いも反映されているように感じます。
【久光製薬 乳酸菌EC-12】安心と信頼をもって効果を実感したい人に
久光製薬の乳酸菌EC-12は、
- 安心して飲めるサプリを欲しい
- 確実に効果を実感したい
という方におすすめします。
サプリは人との相性もあるので必ず効果があるとは言い切れませんが、久光製薬の乳酸菌EC-12はEC-12の配合量も多く、効果が実感できるような配慮を行っています。
確かに値段が少し高いかもしれませんが、長く安全に続けたいのであれば久光製薬の乳酸菌EC-12を試してみてはいかがでしょうか。
【DHC 乳酸菌EC-12】コスパ重視で長く続けたい人に
DHCの乳酸菌EC-12は、
- 安くてとりあえずEC-12が飲みたい!
という方におすすめです。
DHCのウリでもある安さと手軽さは、このEC-12サプリでも活かされています。
とりあえずEC-12を摂取したいとか、安く試したいという方はぜひお試しください。
ただし、少々気になる添加物が配合されているので、妊婦さんなど身体の健康を気を付ける必要がある人は注意しましょう。
まとめ
久光製薬とDHC、両商品ともに特徴が異なっていましたね。共通しているのはEC-12を摂取できるということと、オリゴ糖を摂取できるということです。
あとは、『質を重視する』のか『コスパを重視する』のかで、購入層が変わってくるでしょう。
あなたは、どちらの購入層でしょうか?ぜひ、自分にマッチした乳酸菌EC-12サプリを選べるようにしてください。