最近、NHKや医療番組など、多くのメディアで取り上げられている乳酸菌。その乳酸菌がサプリで簡単に摂取することが出来るって知っていますか?
実は乳酸菌サプリで乳酸菌を摂取する方が効果的で、効率的に乳酸菌を摂取することが出来るんです。
そこで今回は、乳酸菌サプリの効果について詳しく紹介していたいと思います
目次
乳酸菌サプリで期待できる効果は4つ!
乳酸菌サプリで期待できる効果は、大きく分類すると4つになります。
その4つがこちら
- 便秘改善
- 下痢改善
- 免疫力の向上
- 病気の予防
上記の効果について、それぞれ順番に詳しく見ていきましょう。
乳酸菌サプリで便秘改善が期待できる
乳酸菌サプリの効果として、一番に紹介しなければいけないのが便秘の改善です。
でも一体、乳酸菌がどのように働いて便秘を改善するのでしょうか?
乳酸菌の便秘改善効果を語るにあたって、まず知っておいてもらいたいことがあります。
それは便秘に『機能性便秘』と『器質性便秘』の2種類が存在していること。
まずはこの2つの便秘の特徴を表にまとめてみたので、ご覧ください。
便秘の種類 | 特徴 |
---|---|
機能性便秘 | 弛緩性便秘 …腸管の緊張がゆるみ蠕動運動が十分に機能しない場合に起こる。 蠕動運動が機能しないと大腸の中に便が溜まり、水分が過剰に摂取されてしまい便が硬くなってしまいます。 |
けいれん性便秘 …副交感神経が興奮することで起こる便秘。副交感神経が興奮してしまうと、腸管が緊張し便がうまく運ばれなくなってしまいます。すると、コロコロとしてウサギのようなフンが出てしまったり、残便感を感じてしまったりする原因となります。 |
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直腸性便秘 …排便反射が起こらないことで起こる便秘です。通常、直腸に便が運ばれていくと排便反射が起こるのですが、反射が起こらず便が停滞してしまいます。 |
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器質性便秘 | 大腸がんやイレウスなどの、腸に障害がある場合に起こる便秘のことです。 |
以上が主な便秘の種類・特徴となります。
上記で紹介した便秘の症状は、腸内に生息している悪玉菌が増殖して引き起こされている場合がほとんどです。
悪玉菌が腸内で増殖してしまうと、同じく腸内に生息している日和見菌が悪玉菌と一緒に悪さをしてしまいます。
(日和見菌は腸内細菌の8割を占め、名前の通り善玉菌が増えると腸内で良い細菌として働き、悪玉菌が増えると悪い菌として働いてしまいます。)
すると腸内環境が悪化し、排便活動を妨げるあらゆる邪魔をしてしまうんです。
ここで活躍するのが乳酸菌!
乳酸菌は言わずと知れた善玉菌の一種であるため、乳酸菌を摂取すると腸内に生息する善玉菌の割合が増加します。
すると、今まで悪さをしていた日和見菌も良い菌として働いてくれるため、腸内環境を整えることが出来るんです。
その結果、便秘を改善することが出来ます。
乳酸菌サプリで免疫力の向上が期待できる
実は乳酸菌サプリで乳酸菌を摂取することで、免疫力を上げることが出来るんです。
「え?乳酸菌と免疫ってどんな関係があるの?」
と疑問に感じた人が多いでしょう。乳酸菌と免疫の間には、しっかりと密接な繋がりがあるんですよ。
そもそも免疫が何なのか皆さんは知っていますか?
免疫というのは、体の中に入ってくる病原菌やウイルス。そしてガンといった悪者と戦ってくれる機能のことです。
この役割を果たしているのが、血液中に含まれている白血球。
この白血球の中には、病原菌と闘うNK細胞(ナチュラルキラー細胞)や、大食細胞(マクロファージ)といった免疫細胞が存在します。
このNK細胞や大食細胞は不規則な食生活やストレス等で働きが低下してしまい、十分に機能することが出来ません。
そこで活躍してくれるのが乳酸菌です。
乳酸菌にはNK細胞・大食細胞を活性化させる効果があるため、免疫向上の効果が期待出来ます。
免疫力が向上すると、風邪やインフルエンザといった病気やガンなどの病気を予防することになるので、乳酸菌で免疫向上を図ることは非常に重要です。
乳酸菌サプリであらゆる病気の予防が期待できる
乳酸菌サプリで乳酸菌を摂取すると、様々な病気の予防をすることが出来ます。
上では免疫の向上により、ウイルスやガンといった病気の予防が出来るとお話ししましたね。
しかし、乳酸菌によって予防できる病気はこれだけじゃありません。
主に予防出来る病気と乳酸菌の働きに関して、下の表にまとめみたのでご覧ください。
病名 | 乳酸菌の働き |
---|---|
糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞 | 血糖値の上昇を抑える …乳酸菌によって腸内環境を整えることで、血糖値を抑制する菌が繁殖し、結果的に血糖値の上昇を抑制することに繋がります。 |
動脈硬化・狭心症・心筋梗塞・脳卒中 | 高血圧を予防する …血管を拡張させる作用がある乳酸菌が存在します(エンテロコッカス・フェカリスFK-23など)。また、血糖値の上昇を抑える効果があるために、結果的に血圧を下げることに繋がります。 |
脳卒中・心臓病 | コレステロール値の上昇を防ぐ …乳酸菌が腸管内のコレステロールを吸着し、体外へ排泄する作用がある。また、ビフィズス菌はコレステロールをコプロスタノール(腸内で吸収されにくい物質)という物質に分解する働きがあります。この働きによってもコレステロール値の上昇を抑制することに繋がります。 |
胃ガン | ピロリ菌を減らす効果 …胃ガンの原因としてあげられるピロリ菌。乳酸菌によっては、このピロリ菌を減らす作用をもつと実験で証明された乳酸菌が存在します。 |
大腸ガン | 腸内環境を整える効果 …乳酸菌による腸内環境を整える効果によって、悪玉菌の増加を抑え、結果的に大腸がんの予防に繋がります。 |
以上に上げた病気は、乳酸菌で予防が出来る主な病気です。
他にも腸内環境を整えることで予防出来る病気はたくさん存在します。
効果が期待できる乳酸菌サプリの選び方
以上で紹介したような効果を出すためには、乳酸菌サプリ選びが非常に重要!
なぜなら、乳酸菌には30種類を超す多くの種類が存在していて、一つ一つ効果が異なっているからです。
そこで、得たい効果別にどのような乳酸菌を摂取したら良いのか紹介していきます。
便秘を改善したい人はビフィズス菌
ビフィズス菌は便秘改善において外せない乳酸菌です。
このビフィズス菌には非常に強い殺菌力があり、悪玉菌の増殖を防ぐことで腸内環境を整えてくれます。
またビフィズス菌は大腸の中で酢酸を生成するという働きがあります。
通常酢酸を食品で摂取した場合、腸に届く前に体へ吸収されてしまいます。一方で、ビフィズス菌は大腸に届いてから酢酸を生成するため大腸まで酢酸を届けることが出来るんです。
この酢酸にも非常に強い殺菌能力があるので、悪玉菌の増殖を防ぐことが出来ますよ!
もちろん、ビフィズス菌以外の乳酸菌にも便秘改善の効果を得られるものがあります。
しかし、ビフィズス菌以外の乳酸菌で便秘改善に臨むのであれば、なるべく実験データに信憑性があるものを選ぶようにしてください。
免疫力を上げたいならビフィズス菌・フェカリス菌・クレモリス菌
免疫力の向上を狙うのであれば、『ビフィズス菌』・『フェカリス菌』・『クレモリス菌』といった乳酸菌を含むサプリを選びましょう。
ビフィズス菌は先ほど紹介したように、便秘改善など腸内環境を整える働きのある乳酸菌ですね。
そしてフェカリス菌はヒト由来の乳酸菌。クレモリス菌は生きて腸まで届くことが明確になっている乳酸菌です。
これらの乳酸菌には、先ほど紹介したNK細胞や大食細胞と言った免疫細胞の機能向上効果があります。
ぜひ、免疫力向上を目的として乳酸菌サプリを選ぶのであれば、これらの乳酸菌が配合されているか確認してください。
病気予防で選ぶなら
それぞれの病気の予防で選ぶ場合は、それに適した乳酸菌を選ぶ必要があります。効果別で乳酸菌をまとめてみたので、下記表を参考にしてください。
血糖値の上昇を抑える | クレモリスFC株 |
高血圧を予防する | BC90株 |
コレステロールの上昇を抑える | BC90株・クレモリス菌FC株・GCL1176株・N-1株、ガセリ菌SP株 |
胃ガン | SN13T株・ロイテリ菌・BF-1株 |
大腸ガン | BC90株・シロタ株・K-1株・LKM12株 |
それぞれ得たい効果、その効果によって予防出来る病気に合わせて乳酸菌を選びましょう。
効果別!おすすめの乳酸菌サプリを紹介
それでは、あなたが求めている効果に合わせて、おすすめの乳酸菌サプリを紹介していきたいと思います。
ヘルスエイド・ビフィーナEX
ヘルスエイド・ビフィーナEXは森下仁丹で開発されている有名な乳酸菌サプリメントです。
このビフィーナEXに含まれているメインの乳酸菌はビフィズス菌ロンガム種。そして、アシドフィルス菌やガセリ菌といった乳酸菌も一緒に配合されています。
そのため、便秘改善・免疫の向上・病気の予防と言ったあらゆる効果が期待できるでしょう。
そして一番注目して欲しいのが、ビフィーナEXには腸まで届く構造の乳酸菌が配合されている点です。
ビフィーナEXは三層構造で乳酸菌を配合しており、外側は胃酸から守る耐酸性被膜で包まれ、次にハイパープロテクト層という層で守られています。
ここまで頑丈で、腸まで届くことを配慮している乳酸菌サプリは非常に珍しいと思います。
私が最もおすすめ出来る乳酸菌サプリメントですよ!
乳酸菌革命
乳酸菌革命は16種類という非常に多くの乳酸菌が配合されている乳酸菌サプリ。
この16種類の中でも特にメインとして配合しているのが、『ビフィズス菌』・『ラブレ菌』・『ガセリ菌』の3つです。
腸内環境を整える効果があるのは間違いないでしょう。
また、有胞子乳酸菌と言われる、胃酸・胆汁に強い乳酸菌を配合しているという点も乳酸菌革命の魅力です。
16種類もの乳酸菌が配合されているのですから、「どの乳酸菌サプリも合わなかった…」という方が試してみたら効果が表れるかもしれませんね。
乳酸菌EC-12
乳酸菌EC-12は久光製薬が製造しているサプリメントになります。
久光製薬ってよくCMなどで耳にしたことがありませんか?サロンパスやアレグラなどでお馴染みの有名な製薬会社です。
しかし乳酸菌EC-12で注目して欲しいのは、製薬会社のブランド力などではありません。
この乳酸菌EC-12は腸内へ届いた後に、免疫細胞に対して直接働きかけるという特徴があり、その働きによって免疫力が向上します。
免疫力が向上すると、私たちの身体の中に元からいる善玉菌を増殖することが出来るので、結果的に腸内環境を整えることが出来ます。
善玉菌のチカラ
善玉菌のチカラに配合されている乳酸菌はクレモリス菌FC株です。
このクレモリス菌FC株は、血糖値の上昇抑制とコレステロール値の上昇抑制に働く乳酸菌として紹介しましたね。
血糖値やコレステロールが気になるという方にはおすすめできる乳酸菌です。
また善玉菌のチカラに配合されている乳酸菌は多糖体と呼ばれるもので、粘り成分を生成します。
この粘り成分は消化酵素に強く胃酸などに負けないため、安心して乳酸菌を腸まで届けることが出来るんですよ。
ビヒダスBB536
ビヒダスBB536は森永乳業で発行している乳酸菌サプリ。
森永乳業と言えば、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を作っている会社として有名ですね。
そんな森永乳業で出しているビヒダスBB536にはビフィズス菌が含まれています。
そのためビヒダスBB536も腸内環境を整え便秘を改善する効果が期待できるでしょう。
またBB536は熱や酸に強い特徴を持っているので、生きて腸まで届けることが出来ます。
DHC届くビフィズス菌
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★ビフィズス菌200億個を摂取可能 ★働き方の違うビフィズス菌3種類を使用 ★腸まで届くpH応答性パウダー配合 |
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価格 | 初回1,543円 |
送料 | 無料 |
主成分 | ビフィズス菌 200億個 |
形状 | カプセル |
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原材料 | ビフィズス菌末(澱粉、ビフィズス菌乾燥原末)、乳蛋白消化物、アルギン酸Na、炭酸Ca、リン酸Ca、ゼラチン、着色料(カラメル、酸化チタン)(原材料の一部に乳成分を含む) |
成分 | 熱量0.9kcal、たんぱく質0.02g、炭水化物0.20g、脂質0g、食塩相当量0.003g |
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「サプリメントと言えばDHC」と言われるほど有名なDHCにも乳酸菌サプリが存在します。それが、DHCビフィズス菌。
DHCビフィズス菌には、その名前の通りビフィズス菌が配合されています。そのため、腸内環境を整える効果が期待できる乳酸菌サプリです。
ただし、DHCサプリメントには添加物が多く配合されているので、過剰摂取に注意する必要があります。用法・容量を守って摂取するように心がけてください。
食品から摂れる乳酸菌がダメな理由
そもそも、どうして乳酸菌を乳酸菌サプリで摂取しなければいけないのでしょうか。
みそや漬物、ヨーグルトと言った食品にも乳酸菌は含まれているので、わざわざサプリから摂取する必要が無いように思えませんか?
しかし、食事から乳酸菌を摂取するよりも、乳酸菌サプリで摂取することを勧めるのには理由があります。
その理由について見ていきましょう。
生きた乳酸菌を腸まで届けることが出来ない
乳酸菌サプリと食事で摂取する大きな違いは、生きた乳酸菌を届けられるのかどうかという点です。
確かに食事からも乳酸菌を摂取することは可能です。
しかし、食事から摂取することが出来る乳酸菌は特別守られていないため、摂取した乳酸菌のほとんどが胃酸で死滅してしまいます。
もちろん死んだ乳酸菌も、腸内で善玉菌のエサとなることで環境改善に貢献してくれますが、生きた乳酸菌を腸まで届けることの方が最優先事項です。
その点、乳酸菌サプリであれば胃酸に強いコーティングを施していたり、胃酸で死んでしまう量を想定して多めに乳酸菌を配合したりしています。
そのため生きた乳酸菌をしっかりと腸まで届けることが出来るんです。
カロリーオーバーや糖質の摂りすぎになる
続いての理由は、食品から乳酸菌を摂取するとカロリーや糖質の摂りすぎに繋がるということです。
乳酸菌を含むことで有名なヨーグルトや乳飲料には多くの糖分が含まれています。確かにカロリーハーフやシュガーハーフのものもありますが、糖分を摂取することには変わりありません。
せっかく病気予防で摂取したいのに、太ってしまったり糖尿病のリスクが高まるなんて本末転倒ですよね。
「じゃあ、発酵食品で摂ればいいじゃない」と思う方もいるでしょう。
漬物やキムチから摂取することが出来る乳酸菌はほんのわずかです。必要量を摂取するとなると、発行食品をたくさん食べなければいけません。
発酵食品は塩分が多く含んでいたり、カロリーが高いものもあるため食べすぎることは逆効果となってしまいます。
その分、乳酸菌サプリは糖分や塩分、カロリーを気にする必要がないため安心して乳酸菌を摂取することが出来るんですよ。
継続して乳酸菌食品を食べることが難しい
最後の理由は、食品からの摂取だと継続して乳酸菌を摂取することが難しいという点です。
「ヨーグルトを毎日続けるぞ!」なんて言って、途中で挫折した経験はありませんか?
ヨーグルトは継続的に摂取しなければ効果を発揮しません。そして、数週間ヨーグルトを食べなくなってしまうと、腸内環境が元に戻ってしまうと言われています。
これじゃあ、せっかく摂取しても意味がありませんよね。
やはり乳酸菌は無理なく毎日摂取することが大切です。乳酸菌サプリなら粉末やカプセルを飲むだけなので、簡単に続けられることが出来ます。
乳酸菌サプリの飲み方や飲むタイミング
自分が欲しい乳酸菌サプリメントは見つかりましたか?
次に乳酸菌サプリに効果を発揮しやすい飲み方について紹介していきます。
飲むタイミングは食後
乳酸菌サプリを飲むベストな時間は食後です。
「食後だったら胃酸が出て駄目なんじゃ…」と思うかもしれませんが、安心してください。
実は、空腹状態に取り入れる方が胃酸の力が強いんです。
だって、サプリメントを消化するためだけに胃酸が働いてしまいますからね。
その分、食後に飲むと他の食べ物と一緒に胃酸が働くので、乳酸菌サプリが受ける胃酸の影響が最小限に抑えることが出来ます。そして、無事に腸まで生きたままの乳酸菌を運ぶことが出来ますよ。
毎日同じ時間に飲むこと
乳酸菌サプリを飲む時間は朝食後なのか夕食後なのか、きちんと統一して毎日同じ時間に飲むようにしましょう。
確かに乳酸菌サプリはサプリメントなので、薬とは違い飲む時間に決まりはありません。
しかし、毎日の食事のリズムや排便のリズムといった体のリズムに合わせて飲むことで、乳酸菌サプリの効果を大きく発揮することが出来ます。
乳酸菌サプリはぬるま湯で飲もう
乳酸菌は熱いものに弱い菌です。そのため熱いお湯やお茶で飲むことは避けましょう。
もちろん冷たい水で飲むこともおすすめしません。乳酸菌が馴染みやすい人の体温と同じくらいのぬるま湯で飲むことをおすすめします。
まとめ
ここまで乳酸菌サプリの効果についてたくさん紹介してきました。
乳酸菌が私たちの体へ与える効果、そして乳酸菌サプリで摂ることの大切さを分かって頂けましたか?
乳酸菌を効率よく上手に摂取することは、結果的に健康な体を手に入れることに繋がります。
今からでも遅くありません。
ぜひ腸内環境に対する悩み、そして、腸内環境の悪化に伴って生じる病気に対して不安がある方は、乳酸菌サプリをお試しください。