妊娠中のお母さんが悩む症状の1つに便秘が挙げられます。出産を終えた人も、妊娠中は便秘がきつかったと答える人は多く、実に7割近くの人が便秘に悩んでいたようです。
妊娠中の便秘は
- 赤ちゃんの事を考えると便秘薬には頼りたくない
- 便秘が続くと赤ちゃんに影響があるのかな?
などを考えてしまい、どうやって便秘を解消させればいいかわからなくなってしまいますよね。
便秘は、腸内環境が関係しています。便秘に至るような腸内環境を改善するのにおすすめなのが、乳酸菌が含まれたサプリメントです。
乳酸菌サプリには、腸内で活躍してくれる菌が非常に多く含まれています。ここでは、妊婦さんでも安心して摂取することができる乳酸菌サプリをご紹介していきます。
目次
便秘について
妊婦が便秘になる原因に腸内環境が大きく関係しており、腸内にいる悪玉菌が増えることによって便秘を引き起こします。
悪玉菌が便秘の原因だった
腸内にいる悪玉菌は有害なガスを発生させ、腸の働きを悪くしてしまいます。これが便秘の原因となっていることがほとんどです。腸内の悪玉菌を減らすには「善玉菌」という腸内細菌が必要となります。
善玉菌を増やし悪玉菌を減らすことで、腸内環境を改善し便秘を解消することができるのです。
妊婦はストレスを感じやすい
悪玉菌が増えることで便秘になることはわかりました。悪玉菌が増える原因はいくつかありますが、その中の1つにストレスがあります。
脳は自律神経から腸へと命令をだして排便を促します。ストレスを感じることで、自律神経が乱れ、脳からの命令が腸にうまく伝わることができなくなるのです。そのため、腸は脳からの命令を待ち続け、蠕動運動が悪くなるため便秘になってしまいます。
そして、妊娠中は体調不良や不安定な気持ちからくるストレスによって自律神経が乱れやすくなっています。このことが妊婦が便秘になりやすい原因の1つとなっています。
便秘を解消させるには
便秘を解消させるには、腸内環境を整える必要があります。腸内にいる悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすことで、妊娠中の便秘から解放されることができます。
乳酸菌サプリに含まれている乳酸菌は、腸内にいる善玉菌を増やすことができます。腸内にいる善玉菌を増やすことによって、悪玉菌の勢力を減らし、腸内環境を整えてくれるのです。
また、継続して乳酸菌サプリを摂取することで、悪玉菌が増えたとしても、善玉菌がすぐにやっつけてくれる環境を作ることができます。
これらの事柄によって、妊婦中の便秘解消には、乳酸菌サプリがおすすめと言えるでしょう。
乳酸菌サプリを選ぶ3つの条件
乳酸菌サプリには非常にたくさんの乳酸菌が含まれています。毎日決まった量の乳酸菌を摂取することで、善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことができます。
日によって、今日の腸は善玉菌が多い、今日の腸は悪玉菌が多いなんてことがあったら、腸内環境を改善するのにものすごい時間がかかってしまいます。その間にもお腹の赤ちゃんも大きくなっていきますし、なるべく早く便秘を解消させたいですよね。
一口に乳酸菌サプリと言っても、色んな商品があり、含まれている成分も違ってきます。その中で乳酸菌サプリを選ぶ際に気をつけたい3つの条件がありますので、一緒に確認していきましょう。
ビフィズス菌を使用しているか(乳酸菌なら善玉菌占有率アップのデータがあるか)
便秘は大腸でトラブルが起こっているため起きる症状です。悪玉菌の悪い働きによって、便の排泄が滞ってしまい、便秘になってしまいます。
そこで、善玉菌であるビフィズス菌を大腸に送ることで、悪玉菌を減らし、便秘を無くすことができます。
ただ、ビフィズス菌だけが、大腸で活躍する善玉菌ではありません。乳酸菌でも大腸の善玉菌を増やす効果のあるものはあります。もし、ビフィズス菌が含まれていない乳酸菌サプリがありましたら、腸内を改善できたというデータがあるものを選ぶと良いでしょう。
体に悪影響が出る添加物が含まれていないか
体に悪影響がある添加物が含まれていると、赤ちゃんに影響がないか不安になりますよね。そこで、安心して乳酸菌サプリを摂取するために、危険な添加物が含まれていないかチェックするのも、重要なポイントとなっています。
自分と相性が良く、続けられる価格か
人の腸内環境には個人差があります。乳酸菌の種類によっては効果を実感できないこともあるようです。また、自分の腸と相性が良い乳酸菌サプリを見つけても、価格が高ければ継続するのをためらってしまいますよね。
腸内環境を整えるには、継続して乳酸菌サプリを摂取することが大事です。自分と相性が良く、続けられる価格の物を選ぶことも乳酸菌サプリを選ぶ条件になります。
おすすめの乳酸菌サプリランキング
乳酸菌サプリを選ぶ条件は
- ビフィズス菌を使用しているか(乳酸菌なら善玉菌占有率アップのデータがあるか)
- 体に悪影響のある添加物が含まれていないか
- 自分と相性がよく、続けられる価格か
の3つでしたね。この条件を基におすすめの乳酸菌サプリ見ていきましょう。
第1位 ヘルスエイド・ビフィーナEX
第1位で紹介したいのは、森下仁丹で作られているヘルスエイド・ビフィーナEXです。
私がなぜビフィーナEXを1位として紹介するのかというと、腸までしっかりと届くビフィズス菌が配合されているからです。
もちろん他の乳酸菌サプリやヨーグルトにも多くのビフィズス菌が含まれていますが、そのビフィズス菌を守ることはしていません。
そのため、ビフィズス菌は体内の胃酸で簡単に死滅し、腸に届く頃にはビフィズス菌の死骸となってしまいます。
しかし、このビフィーナEXはハイパープロテクト層と耐酸性被膜でビフィズス菌を保護しているため、生きているビフィズス菌を腸まで届けることが出来るんですよ。
妊娠中となると、下剤や整腸剤を飲むことに不安を感じる方も多いでしょう。
ビフィーナEXであれば、薬ではなくサプリメントなので、妊婦さんでも安心して便秘改善に臨むことが出来ますよ!
第2位 乳酸菌革命
乳酸菌革命の特徴はなんといっても、16種類の菌が含まれていることです。
乳酸菌サプリを選ぶ条件の中に、「自分と相性が良いか」というものがありましたね。
乳酸菌革命でしたら、色んな種類の乳酸菌を摂取できますので、自分と相性が良い菌を見つけやすいです。そのため、便秘解消に効果を実感できる人が多い商品です。
善玉菌の力の源であるオリゴ糖や食物繊維も含まれていますので、腸内環境を改善する効果は大いに期待できるでしょう。
第3位 久光製薬 乳酸菌EC-12
久光製薬から販売されている乳酸菌EC-12。乳酸菌を死菌状態でチュアブルにし、1日4粒で1兆個の乳酸菌を摂取することができるのはこの商品だけでしょう。
しかし、「死んだ乳酸菌で便秘の解消効果があるの?」と疑問を持たれて人もいるかもしれませんが、安心してください。
死んだ乳酸菌が腸内にいる善玉菌のエサとなることで腸内環境を改善し、妊婦の便秘を解消することができます。
水が無くとも飲むことができるチュアブルになっていますので、自宅以外の外出先でも摂取することができるというのもおすすめポイントです。
第4位 善玉菌のチカラ
善玉菌のチカラは、カスピ海ヨーグルトを販売しているフジッコから販売されています。カスピ海ヨーグルトに含まれるクレモリス菌FC株を、ギュッと濃縮してカプセルに詰めたのが善玉菌のチカラです。
クレモリス菌FC株の特徴として、EPS多糖体という強い粘り成分があります。EPS多糖体に守られることで、クレモリス菌FC株は生きたまま腸へ向かうことができます。
カスピ海ヨーグルトを5週間摂取したところ、腸内のビフィズス菌の量が5倍以上になったという研究報告もあります。同じ乳酸菌が使われている善玉菌のチカラでも同等の効果を得ることができるでしょう。
第5位 森永ビヒダスBB536
森永ビヒダスBB536は、森永乳業から販売されている乳酸菌サプリです。
森永が発見したビフィズス菌BB536は、他のビフィズス菌にはない熱や酸に強いという特徴を持っているため、生きて腸まで届きます。
また、ビフィズス菌BB536を摂取することで、排便の回数が増加したというデータがあります。
森永ビヒダスBB536には善玉菌のエサとなる成分は含まれていません。しかし、150億個ものビフィズス菌が腸で活躍するため、こちらもおすすめの商品です。
サプリメントは必要な物なの?
これまで、便秘を解消できる乳酸菌サプリを紹介してきました。
サプリメントを摂取するには理由があります。それは昔に比べて食生活や生活スタイルが変化し、腸内環境が悪くなりやすいためです。
食生活が変わった
昔の食生活、例えるならば江戸時代の農民の食生活と現在の食生活を比べてみましょう。江戸時代の農民は麦が主食で漬物や魚などを食べることが多く、腸内環境は良かったそうです。
では、現在の食生活はどうでしょう。野菜や魚中心の食生活をしている人のほうが少ないのでは、と思うくらいに肉中心の食生活が多くありませんか?
ここで、現代の食べ物との違いを比べてみましょう
- 大量生産の影響で食物の栄養素が減少
- 農薬・環境ホルモンなどが残留した体内のホルモンバランスを崩す食品が流通
- 添加物を使った加工食品が多い
- 食物繊維やミネラルが失われた食品が増えた
現代の食生活では昔よりもこのような食品が多くなりました。そのため腸内環境が乱れやすくなっているのです。
生活スタイルが変わった。
こちらも、江戸時代の農民を例にしてみましょう。
日が昇ったら、畑を耕し、日が落ちたら寝るというような現代人では考えられない健康的な生活を送っていました。毎日畑の面倒を見に行きますので、運動も毎日していたと考えて良いでしょう。
では現在はどうでしょうか。
- デスクワークで運動不足になっている
- 車の普及で歩く機会が減った
- 高脂肪、高たんぱくの食生活
- 照明の普及で夜遅くまで起きて睡眠不足
これら4つの事柄は江戸時代の人ではありえない生活ですよね。
このように、江戸時代の人とは生活が全く違います。変わっていく生活スタイルで、腸内環境も悪い方向へと変化していきます。
腸内環境を悪い方向へ進ませないように、乳酸菌サプリは必要な物と言って良いでしょう。
妊婦は便秘になりやすい体質?
妊娠前は便秘とは無縁の生活をしていたのに、妊娠を機に便秘に悩むようになったという人は少なくありません。
実は、妊娠中は便秘が起こりやすく、腸内環境が悪くなりやすいのです。
ここでは何が原因で便秘を引き起こしているのかについてご説明していきます。
水分不足
妊婦が便秘になりやすい原因の1つに水分不足が挙げられます。
妊娠すると基礎体温が上がり汗をかきやすくなります。赤ちゃんを守る羊水にも水分が必要です。このため、妊婦さんは1日に2リットルほどの水分が必要となります。
妊娠前は1日の水分目安量が約1リットルほどですので、約2倍水分を取らなくてはいけないのです。そのため、自分でも気が付かないうちに水分不足になっていることがあります。
水分が不足しますと、便を硬くする原因となり、便秘になってしまいます。
ストレス
妊婦はわからないことだらけで気持ちが不安定になる・体調不良でイライラするなど、ストレスを溜めてしまいます。特に、初めての妊娠の場合ですとストレスを溜めやすいでしょう。
腸はストレスを感じやすい器官です。ストレスを感じると、腸内の悪玉菌が動き出し、腸内環境を悪化させてしまいます。
女性ホルモン
女性ホルモンは2種類あり、
- 黄体ホルモン
- 卵胞ホルモン
があります。このうち、妊娠中の便秘の原因となるのは、黄体ホルモンが関係しています。
黄体ホルモンには
- 体に水分を溜めこむ
- 腸の蠕動運動を抑える
という2つの作用があります。
体に水分を溜めこむことで、便に含まれるはずだった水分がなくなり、腸の働きを抑制することで、お通じがきにくくなってしまうのです。
そして、妊娠中は黄体ホルモンの分泌が多くなっています。その影響で便秘になりやすくなっています。
自律神経の乱れ
自律神経は精神的、身体的なストレスが原因で乱れます。妊婦さんは体調不良や不安な気持ちからストレスを感じやすいです。つまり、自律神経が乱れやすい状態になっています。
自律神経が乱れますと、血行が悪くなり、腸の蠕動運動が悪くなります。これが便秘の原因になっています。
運動不足
お腹が大きくなると体が重くなり動きにくくなりますよね。それによって運動不足になりがちな傾向があります。
運動することで、腸の蠕動運動が良くなりますので、体調が優れている時は、軽い散歩程度でもいいので体を動かすことを心掛けましょう。
以上の事柄が原因で妊婦さんは便秘になりやすくなっています。乳酸菌サプリを使用することで解決できる原因が多くありますので、試さない手はないですよね。
ですが、乳酸菌サプリの中には、あなたに適さない物もある可能性があります。産婦人科の先生に乳酸菌サプリを試しても問題ないか確認してから使用するようにしましょう。
妊婦が市販の薬を使用しても大丈夫?
妊娠中は薬の使用を控えた方がいいと聞いたことはありませんか?それは妊婦さんが摂取してはいけない成分が入っている可能性があるからなのです。
例えば、頭痛薬で使われる「ロキソニン」という商品がありますよね。ロキソニンは妊娠中禁忌の成分が含まれています。
もし、取扱説明書をちゃんと読まず、ロキソニンを摂取してしまったら、お腹にいる赤ちゃんに悪影響が出るかもしれないからです。自己判断で使用しないようにしましょう。
薬の飲めない妊婦さんへ
先の例では「ロキソニン」を取り上げましたが、ロキソニン以外でも気をつけなければならない市販薬はたくさんあります。
また、市販薬ではなく、医師から処方された薬でも赤ちゃんに絶対に影響がないとは言い切れません。医師によっては湿布でさえも赤ちゃんに影響があると考えて出さない人もいるようです。つまりは、薬に頼らないのが、赤ちゃんにいいってことですね。
ですから、体調を崩さないようにマスクをして感染予防をしたり、食生活に気をつけて便秘の対策をしたりすることは大事な事なのです。
漢方=安全のイメージに注意
漢方は天然の成分で出来ているため、安全というイメージをお持ちの人がいるかもしれません。しかし、天然の成分だから安全とは限りませんよ。
例として漢方に大黄(ダイオウ)と呼ばれるものがあります。大黄は便秘に効果があるとされる漢方ですが、妊婦には悪影響があるため摂取することを避けた方がいいとされています。
このように漢方だから妊娠中でも大丈夫!と考えていても、本当はダメな事があります。
したがって漢方=安全ではないことを覚えておきましょう。
赤ちゃんに100%影響が出ないという薬は存在しない
妊婦さんが薬を使用してはいけない理由は、薬の成分が赤ちゃんに悪い影響を及ぼす可能性があるからです。
特に、妊娠4~12週は、赤ちゃんが薬の影響を受けやすいと言われているので、気をつけなければなりません。
安全性が高いとされている薬でも、使い方を間違えるとむしろ悪い方向へと向かっていく可能性もあるでしょう。
薬を使わなければ悪影響が出るという事はありませんので、それに越したことはないですよね。
乳酸菌サプリなら赤ちゃんへの影響が少ない
最近では色んなサプリが売られるようになって、ビタミンA群が豊富に含まれている商品があります。
しかし、ビタミンAの過剰摂取はお腹の赤ちゃんを奇形にしてしまう可能性があります。このように、サプリの中にも赤ちゃんに悪影響を及ぼすものがあり、摂取する際には気をつけなければいけません。
ですが、乳酸菌サプリは違います。乳酸菌サプリの主な成分は、乳酸菌です。このページで紹介した乳酸菌サプリであれば、添加物による副作用は極めて少なく、安心して使用することができます。
しかしながら、過剰に飲みすぎたりするとお腹の調子が悪くなることがありますので、注意は必要です。
つわり時期には乳酸菌サプリがおすすめ
つわりが起きている時期ですと、食欲がわかない、体調のいい時に食べられるものを食べるというような食生活を送りがちになってしまいます。
具合が悪い状態で、食生活に気をつけてというのは少々無理がある話ですよね。つわりの時期にだけ乳製品やみそ汁など、特定の食べ物が苦手になってしまうというケースも報告されています。
その時におすすめできるのが乳酸菌サプリです。
食欲不振や偏った食の乱れで悪玉菌が増え、腸内環境が悪くなるのを乳酸菌サプリで防ぐことができます。
妊婦が腸内環境を整えると良い3つの情報
妊婦が腸内環境を整えると便秘解消の他にも3つのメリットが存在します。どのメリットもお腹の胎児に関わることですので、チェックしていきましょう。
健康的な赤ちゃんを産める
母親の腸内環境が悪いと、赤ちゃんが発達障害を持って生まれてくる要因の1つになっているという研究結果があります。マウスを使った実験で、母マウスの腸内細菌が子マウスにどんな影響があるのかを調べたものがあります。
腸内環境が整っている母マウスから生まれた子マウスは、健康で元気に育っていきました。しかし、意図的に母マウスの腸内環境を悪くして生まれた子マウスは、体重が平均未満の小さなマウスだったのです。
以上の事から、母親の腸内環境が良い状態ですと、元気な赤ちゃんを産む可能性が高いという事がわかりました。
赤ちゃんの腸内細菌はお母さん次第
お腹の赤ちゃんの腸にはまだ菌は存在していません。生まれてくる時に産道で初めて菌と接触して腸に細菌が住きます。
妊婦が乳酸菌やビフィズス菌を摂取することで、産道に病原菌が入るのを防ぐことができますので、赤ちゃんを悪い菌から守ることができます。
腸内環境の良い赤ちゃんは、免疫力が高く、アレルギーの発症を抑える効果が高いと報告されています。赤ちゃんの腸内細菌が良い方向に向かうかどうかは、お母さん次第なのです。
アレルギーの遺伝が半減
妊婦が毎日乳酸菌を摂取したところ、子供のアトピー発症を77%も抑えられることが、フィンランドが行った実験で判明しました。
アトピー体質の妊婦さんでも、乳酸菌を摂取すること、で生まれてくるアトピー発症の確率を半減できたそうです。アトピーの悩みを抱えている妊婦さんは、赤ちゃんにも同じ悩みを与えないためにも乳酸菌を積極的に摂取しましょう。
本当にひどい便秘は病院へ
乳酸菌サプリは妊婦の便秘解消に効果がありますが、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。便秘が辛すぎて、もう何も考えられないというくらい症状がひどい場合は病院へ行った方がいいでしょう。
市販の便秘薬は医師と相談してから
市販で売られている便秘薬には
- 便を柔らかくする「非刺激性便秘薬」
- 大腸を刺激する「刺激性便秘薬」
の2種類があります。
刺激性の便秘薬は子宮収縮が起こる可能性があり、妊婦さんが使うにはふさわしくない種類の便秘薬です。
便を柔らかくする便秘薬は、妊娠中でも使用して大丈夫なものもありますが、使ってはいけないタイプのものもあります。
酸化マグネシウムが成分として含まれている便秘薬でしたら、安心して飲める可能性が高いです。薬の成分が血液に行くことがありませんので、胎児に影響が出ることはほぼないためです。
市販の便秘薬を自己判断で使用するのは危険な行為です。妊娠中禁忌と書かれているものもありますので、必ず医師と相談してからの使用にしましょう。
オリゴ糖やお茶も便秘に効果的?
乳酸菌サプリ以外にも便秘解消に効果があるとされているアイテムがありますのでご紹介していきます。
オリゴ糖
オリゴ糖は腸内にいる善玉菌のエサとなることで腸内環境を正すことができる成分です。
オリゴ糖が含まれる3つの商品をお伝えします
かいてきオリゴ | はぐくみオリゴ | オリゴのおかげダブルサポート |
---|---|---|
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150g | 150g | 6g×30本 |
税込3,065円 | 初回,定期で税込1,840円 | 税込2,028円 |
オリゴ糖自体には便秘を解消する効果はありません。ですが、オリゴ糖を摂取することで、腸内にいる善玉菌を活発に行動させることができ、善玉菌の数を増やすことができます。この事から妊婦の便秘に対して効果があると言えるでしょう。
カイテキオリゴ
カイテキオリゴは、北海道のオリゴ糖を使用した商品です。
味の主張が少ないため、好きな飲み物に入れても風味や味に違いが出にくいです。普段からヨーグルトを食べている人でしたらヨーグルトと一緒に食べても良いですね。
小さな子供が摂取しても問題ない商品ですので、妊婦さんが摂取しても大丈夫な商品です。
はぐくみオリゴ
はぐくみオリゴはガラクトオリゴ糖・フラクトオリゴ糖・キシロオリゴ糖など計5種類のオリゴ糖を配合しています。
1日目安の10gで、オリゴ糖が多いとされているバナナ10本分と同等のオリゴ糖を摂取することができます。
オリゴのおかげダブルサポート
オリゴのおかげダブルサポートに使われている「乳果オリゴ糖」は特定保健用食品、略してトクホに認められている成分です。
またダブルサポートと呼ばれる所以は、カルシウムの吸収を促進させる効果もあることからきています。
ただし、カルシウム自体は含まれていませんので、あくまでもカルシウムの吸収効果を上げるという事を忘れないでくださいね。
お茶
お茶にもお通じ改善効果のある商品がありますのでご紹介します。
するっと抹茶 | すっきり贅沢抹茶 | べっぴんごぼう茶 |
---|---|---|
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100g | 150g | 3g×30個 |
初回,税込2,160円 | ,定期で税込2,722円 | 税込2,592円 |
3つのお茶にはお通じを改善して、便秘の解消をすることができます。
するっと抹茶
するっと抹茶はビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれているお茶です。するっと抹茶にはグア豆が使用されており、グア豆の油が善玉菌のエサとなることで、腸内環境を改善していきます。
すっきり贅沢抹茶
すっきり贅沢抹茶は、抹茶と書かれていますが抹茶は使われていません。抹茶風味のお茶となっています。特徴として他のお茶にはない、ビフィズス菌が配合されています。
その他にはオリゴ糖や水溶性食物繊維などが含まれており、便秘の解消に期待ができるお茶でしょう。
べっぴんごぼう茶
べっぴんごぼう茶には名の通りごぼうが使用されています。ごぼうは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つをバランス良く含む食材で便通の改善に効果が期待できます。
食物繊維はどちらかが便秘に効果的というわけではありません。どちらも摂取することで便秘に効果が現れるのです。
生活習慣を改善しよう
妊娠中の便秘を解消させるには乳酸菌サプリが効果的ですが、普段の生活スタイルを変えることも重要です。乳酸菌サプリを飲んでいるから便秘対策はばっちり!と考えていても、不規則な生活を続けていましたら、効果を実感するのは先の話になるでしょう。
水分を1日2リットル摂ろう
健康な便を作るには水分が必要不可欠です。健康な人の便は80%が水分でできています。水分が少ない便は硬く、排出されにくいため便秘の原因になります。
妊婦さんの1日の水分摂取量の目安は2リットルです。お茶の大きいペットボトルと同じ量になります。結構な量になりますが、頑張って摂取しましょう。
ただし、一度にたくさんの水分を摂ることはおすすめできません。一気に水分を摂っても体に吸収する前に尿として排出してしまいます。むくみや冷えの原因にもなりますので、小分けにして摂取するようにしましょう。
食物繊維取る
食物繊維には2種類あり、どちらも便秘の解消には必要なものとなっています。
水溶性食物繊維
水溶性の食物繊維は、水分を取り込んで便を柔らかくし、便秘を解消させます。また、腸内環境を改善させるにも効果的で、善玉菌のエサとなることが可能です。水溶性食物繊維を多く含む食材として、海藻・こんにゃく・リンゴなどが挙げられます。
不溶性食物繊維
不溶性の食物繊維には、便の量を増やす作用があります。便の量が増えることで、腸が刺激され、便秘の解消へと向かっていくことでしょう。
不溶性食物繊維を多く含む食材は、大豆やえんどう豆などの豆類、きのこ類、いも類が当てはまります。
運動することを心掛ける
運動は、便秘の悩みから解決されたいのであればおこなった方がいい理由があります。
しかし、激しい運動はNGです。お腹の赤ちゃんをびっくりさせてしまいますし、妊婦がケガをしてしまう可能性もあります。
運動することで腸が動く
適度な運動は腸にとって良い刺激となります。腸が揺れたり、ねじれたりすることで、腸の蠕動運動が活発になります。軽い15分程度の散歩でも効果はありますので、天気のいい日に試してみてはいかがでしょうか。
腹筋が鍛えられる
腹筋が鍛えられることで、トイレでいきむ力が強くなります。赤ちゃんがいるのにそんなことして大丈夫なの?と思った妊婦さんもいるかもしれませんが、安心してください。
普通にいきむくらいの力でしたら、赤ちゃんに影響を与えることはほとんどありません。
むしろ、便秘の状態のほうが赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があるくらいですので、トイレでいきむことを深刻に考える必要はないでしょう。
自律神経が整う
脳から自律神経を通して腸に排便しろという命令を下しています。自律神経が乱れることで脳からの命令をうまく受け取ることができなくなってしまいます。その結果、腸の働きが悪くなり便秘になる要因の1つとなってしまうでしょう。
運動し血行が良くなることで、自律神経の乱れを正しくすることができます。脳からの排便を促せという命令を、腸がちゃんと受け取ることができるようになるため、便秘に効果が期待できます。
まとめ
妊婦さんの7割以上の人が便秘に悩みを持っています。腸内の悪玉菌が体に有害なガスを発生させ、腸の働きを悪くすることで腸内環境が悪くなるのが便秘の原因です。
便秘を解消させる方法に便秘薬があります。便秘薬は溜まった便を出すことはできますが、根本的な解決にはなりません。腸内環境を改善しないうち、便秘の解決はできないのです。
乳酸菌サプリでしたら、たくさんの乳酸菌が悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすので、便秘の解決に至ることでしょう。