日本人の多くは便秘になやまされています。特に女性は半数が便秘で、男性も年齢が上がるとともに、割合は増えています。
3~4日満足なお通じがないのは当たり前!長いときは10日続くことも・・・なんて恐ろしい便秘を体験したことはありますか?
便秘対策をあれこれやってみたものの、なかなか改善しなくて便通癖がつかなかったという悩みを持っている人はいますか?
そんな方に知ってほしいのが、乳酸菌サプリメントです。乳酸菌を配合した便秘サプリは、腸の働きを改善して腸内環境を整えてくれるので、便秘のぶり返しも防げます。
お通じ改善にサプリメントがよい理由と、おすすめの便秘サプリをランキングでご紹介していきます。
目次
乳酸菌サプリが便秘に良い理由
便秘の一番の原因は、腸内環境の悪化によるものです。便秘状態に陥らせて悪化させる悪玉菌を減らし、腸内環境を整えることが快便への近道なのです。
通常の排便サイクルとは
人は食べ物を摂取すると、栄養を吸収し終わった後の食べ物のカスを体外に排泄します。排泄のサイクルは、健康な状態であれば24時間程度なので、1日に1回は排便があるはずなのです。
しかし、腸内環境が悪くて腸の動きが悪い場合、便は長時間腸内に留まることになります。便を腐敗させる悪玉菌がますます増加し、体に悪影響が出てくるのです。
便秘解消のカギは善玉菌
便が出ない状態は、できるだけ早く解消する必要があります。そのためには、腸内において善玉菌を増やすことを考えなくてはいけません。
善玉菌は、腸内環境を正常化する働きがある菌です。善玉菌が産出する乳酸や酢酸は、悪玉菌を排除する働きがあります。
ですから、便秘を解消するには、善玉菌として働く菌を摂取できる乳酸菌サプリを飲むことが推奨されています。
どうしてサプリメントが良いの?
ただ、サプリメント以外にも乳酸菌を摂取する方法はあります。ヨーグルトが良い例でしょう。
便秘解消のために1日に必要な乳酸菌は10億個以上と言われますが、ヨーグルトに換算すると、400gもの大箱プレーンヨーグルトを1つ食べる必要があります。
特別な日ならまだしも、この量を毎日食べるのは地獄ですよね。脂質も多く摂取することになり、カロリーオーバーになってしまいます。漬け物や味噌などの発酵食品にも乳酸菌は含まれますが、塩分が気になるところです。
乳酸菌サプリであれば、脂質や塩分などの余計な成分はなく、欲しい成分だけを集中的に摂取できますので、おすすめです。
腸内環境を整えることで、生まれたばかりの赤ちゃんのような自然なお通じを取り戻すことができます。
便秘用に乳酸菌サプリを選ぶポイント
乳酸菌は種類が多く、その分サプリメントも沢山流通していますので、便秘用でお使いになりたい方への選び方をお伝えします。それが、以下の3つです。
腸内環境の改善効果がある菌を使用し、自分の腸と相性が良いこと
まず、乳酸菌サプリを飲む目的は、腸内環境を改善することですよね。腸の状態が良くなれば、自然なお通じを出せるように変えられるからです。ですから、腸内環境を改善したデータのある菌を使っているかどうかを見ます。
そして、選んだ菌が自分の腸内環境と相性が良くなくては、効果が発揮されません。全員が全員、効果を実感できるわけはないのです。ただ、相性は飲んでみないと判断できませんから、最初に選ぶ際は、データの確認だけで大丈夫です。
続けられる価格と続けられる味であること
サプリメントを飲み続けられるかどうかも、重要な判断ポイントです。便秘になるような腸は、悪玉菌に汚染されているも同然です。その汚染をクリアにするためには、サプリを飲み続け、地道に腸を変えていく必要があります。
菌以外の成分も考慮すること
菌以外の成分は、良い意味でも悪い意味でも確認は必須です。
オリゴ糖や食物繊維は、善玉菌のエサになる成分です。菌と一緒に送ることで相乗効果が期待できます。そして、ビタミンやカルシウムは健康維持においての潤滑油となります。
そういった良く働く成分だけであれば良いのですが、過剰な添加物や、下痢を招く恐れのある人工甘味料が入ったサプリメントもありますので、注意が必要です。
便秘サプリランキング
それでは、おすすめの乳酸菌サプリメントをおランキング形式でご紹介していきます。
- 腸内環境の改善効果がある菌を使用し、自分の腸と相性が良いこと
- 続けられる価格と続けられる味であること
- 菌以外の成分も考慮すること
選び方の3つのポイントで採点しています。価格に関しては1日100円前後なので、機能性ヨーグルトと比較しても変わりがないものをご紹介しています。
第1位 ヘルスエイド・ビフィーナEX
大腸の善玉菌:ビフィズス菌がメインの乳酸菌サプリです。ビフィズス菌の中でも、便通改善効果が特定されているビフィズス菌ロンガム種を配合しています。
2週間の臨床実験では、腸内善玉菌の増加が認められ、排便回数の増加と便の質向上が分かっています。機能性表示食品として消費者庁に届出済みです。
独自開発のハイパープロテクトカプセルにより、90%ものビフィズス菌が生きたまま腸に届き、腸内フローラを良好にします。善玉菌のエサになるオリゴ糖も配合され、腸のビフィズス菌が増える工夫も見られます。
直径2ミリ程度の小さいカプセルとオリゴ糖を混ぜ合わせた顆粒タイプのサプリメントで、ビフィズス菌以外にも複数の善玉菌が配合されているので、腸内細菌の多様性に柔軟に対応している馴染みやすい乳酸菌サプリと言えます。
人気と売り上げナンバーワンの、イチオシサプリです。
第2位 乳酸菌革命
乳酸菌革命の特徴は、1度に沢山の種類の乳酸菌を摂取できるという点にあります。
ビフィズス菌、ガセリ菌、ラブレ菌、ラクトバチルス系乳酸菌6種など、合わせて16種類の乳酸菌が入っており、菌の多様性はピカイチです。
一度に数種類の乳酸菌を摂取することで、その時の腸で勢いのある腸内細菌に味方して働くことができるとされます。
同時に多種摂取することにより効果がアップするかどうかの証明はされていませんが、それぞれは有名どころの菌なので、期待できると思います。
オリゴ糖と食物繊維も配合し、善玉菌の栄養源がそろっています。
第3位 乳酸菌EC-12
サロンパスでお馴染みの久光製薬から販売されている乳酸菌サプリです。
乳酸菌EC-12の正式名称は、エンテロコッカス属フェカリス菌EC-12株と言い、ヒト由来の乳酸菌です。微小なサイズが免疫細胞を刺激するのに特化しているので、免疫力アップ効果の高いサプリメントです。
1日あたり1兆個の乳酸菌が摂れるのは、他便秘サプリと比較して断トツでしょう。
乳酸菌EC-12は善玉菌のエサとしても腸から歓迎されており、2週間の服用中に腸内善玉菌がみるみるアップしたというデータがあります。
エサとなるオリゴ糖も配合し、免疫力アップとお通じ対策の2つが叶うサプリメントです。
第4位 カゴメ植物性乳酸菌ラブレ
大手食品メーカーであるカゴメから販売されているサプリメントですから、安心感を持つ人は多いのではないでしょうか。
このサプリメントの特徴は、植物性乳酸菌を使用しているという点にあります。植物性乳酸菌のラブレ菌は、日本人が古くから食事で摂取してきた乳酸菌です。
動物性乳酸菌が含まれるヨーグルトやチーズは、近年日本に伝わってきたものなので、植物性乳酸菌のほうが日本人に慣れていて相性が良いとされます。
さらに、植物性乳酸菌は酸に強く、腸でも生き抜く力があります。他のサプリメントよりも価格は少々お高めですが、日本人との相性の良さがありますし、他のサプリメントでは効果が実感できなかった人にはおすすめのサプリメントです。
第5位 善玉菌のチカラ
善玉菌のチカラは、カスピ海ヨーグルトの乳酸菌クレモリス菌FC株を使用したサプリメントです。クレモリス菌FC株は、生きて腸まで届く力強い乳酸菌です。
クレモリス菌FC株は他の乳酸菌と違って、EPS多糖体という粘りの成分を産出します。この粘りが大腸で便のまとまりを良くし、排泄をスムーズにします。
スッキリを実感したい人にはピッタリのサプリメントです。1粒で、20億個のクレモリス菌FC株を摂取できます。カロリーは1粒0.71kcalなので、ダイエット中でも安心して飲むことができるのもメリットになるでしょう。
食物繊維とカルシウムも配合され、大腸からの健康を支えてくれる万能サプリメントです。
第6位 善玉ガード
子供にも、お通じの悩みはありますよね。善玉ガードは、子供向けの乳酸菌サプリです。
子供も大人と同じく、腸内環境が整ってないと肌荒れや体調不良に繋がります。
腸の不調は、精神状態にも影響しますから、腸が不調だと集中力が途切れたり、不安感に襲われたりする心配があります。
子供は食べられるものにも限りがありますから、食事管理も大変ですよね。そこで、食事で食べられるものを増やすと共に、乳酸菌サプリをサポートとして飲むことで、お子さんの体調を安定させることができます。
ビフィズス菌や乳酸菌、食物繊維やカルシウムなどが、子供の腸に優しく働きかけます。ヨーグルト味のチュアブルなので、噛んで食べられます。薬感の全くないサプリメントなので、飲ませやすいかと思います。
第7位 ライラック乳酸菌
ライラック乳酸菌の最大の特徴は、有胞子性の乳酸菌を使用しているところです。
ヨーグルトに含まれる動物性乳酸菌は酸や熱に弱いので、胃を通過時に胃酸を浴びて死滅してしまい、腸まで生きて届くことが難しいものです。
その点植物性乳酸菌は、熱や酸に強く、動物性乳酸菌と比較すると生きて腸まで届きやすいという特徴があります。
ライラック乳酸菌は、植物性乳酸菌であり、さらに有胞子性乳酸菌でもあります。
有胞子乳酸菌とは、硬い殻で覆われた乳酸菌のことで、胃酸からプロテクトされているのです。殻につつまれた乳酸菌は、腸まで生きて届くことができます。
このサプリのカプセルは、おからを使用しています。おからを使用し、添加物を極力抑えている姿勢は評価できますね。オリゴ糖も配合し、生きて腸まで届く乳酸菌が、腸の細菌バランスを変えてお通じの悩みに応えてくれることと思います。
初回は980円とお手頃です。
第8位 生命の乳酸菌
熱に強い7つの乳酸菌を配合しているサプリメントです。有名どころのビフィズス菌やラブレ菌から始まり、珍しいキムチ乳酸菌も入ったバランスのとれたサプリメントです。
特許製法コーティングカプセルを採用し、ニオイを少なく、誰にでも飲みやすいカプセルを実現しています。
初回は送料のみで、実質無料です。穏やかな効き目でじっくりと腸を整えられるので、お通じにも影響が現れます。
第9位 サントリーラクテクト
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★京都のしば漬けから発見されたプロテクト乳酸菌を配合 ★溜め込みがちな毎日を変えたい人に ★侵入したものを働かせないことで、防ぐ力をアップ |
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価格 | 4,968円 |
送料 | 無料 |
主成分 | プロテクト乳酸菌 ラクチュロース フコダイン ラクトフェリン |
形状 | タブレット |
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原材料 | ラクチュロース、マルチトール、乳酸菌、フコイダン含有メカブ抽出物、HPMC、ビタミンB1、ラクトフェリン、酸化ケイ素、ビタミンB6、ビタミンB2、着色料(酸化チタン)、ステアリン酸Ca、タルク、グリセリン、増粘剤(アラビアガム)、光沢剤 (原材料の一部に乳成分を含む) |
成分 | 3粒(930mg)あたり 熱量/2.28kcal たんぱく質/0.07g 脂質/0~0.02g 炭水化物/0.80g ナトリウム/0~2mg 食塩相当量/0~0.01g カリウム/1mg未満 リン/1mg未満 |
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食品大手のサントリーのサプリメントなので、信頼できるサプリメントだと思います。
プロテクト乳酸菌は植物性乳酸菌で、酸や熱に強く、生きた状態で腸にたどり着くことができます。
名前の通り、体を守る意味合いの強いサントリー独自の乳酸菌です。侵入してきたものを働かせない力があります。
オリゴ糖(ラクチュロース)が配合されていて、善玉菌のエサになるので毎朝のスッキリサポートに向きますが、乳酸菌自体の整腸作用はあまり取り上げられていませんでしたので10位となりました。人工甘味料や着色料、光沢剤などの添加物が多めなのもマイナスポイントでしょう。
第10位 森永ビヒダスBB536
第1位のビフィーナEXと同じ、ビフィズス菌ロンガム種が配合された乳酸菌サプリメントです。腸内フローラを良好にし、お通じの回数増加が報告されています。
ビフィーナEXと違うのは、配合の菌が一種類という点と、善玉菌のエサが入っていないというところです。
ただ、菌の数は約1.5倍ですので、その点はカバーできていると言えそうです。こちらも独自のカプセル技術で、生きたまま腸に届けることができます。
ビフィズス菌と乳酸菌の違い
サプリメントの成分でお気づきかと思いますが、腸の善玉菌には、大きく分けて
- ビフィズス菌
- 乳酸菌
の2つの菌が存在します。
生息場所と働きの違い
乳酸菌 | ビフィズス菌 | |
---|---|---|
生息場所 | 小腸 | 大腸 |
胃酸への耐性 | やや弱い | 弱い |
作り出すもの | 乳酸 | 乳酸 酪酸 ビタミンB群 葉酸 |
働き | 健康増進 | 便通改善 美容効果 健康増進 |
2つの菌は、生息する場所や作り出すものが異なります。
お通じ改善にはビフィズス菌
お通じを改善したい場合は、生産物が多く、便通改善効果が認められているビフィズス菌が配合されたサプリメントを飲むことが近道になるでしょう。
まずはビフィズス菌から始めていくのが良いと思います。ただ、乳酸菌でありながらお通じ改善効果のある菌(乳酸菌EC-12やクレモリス菌FC株など)も多々ありますので一概には言えません。
整腸剤で善玉菌を摂るのはどうなの?
善玉菌は、乳酸菌サプリメントだけでなく、整腸剤でも摂取することが可能です。上記に、著名な整腸剤と含有の善玉菌を挙げました。
市販の整腸剤
新ビオフェルミンS | ザ・ガードコーワ整腸錠 | 強力わかもと |
---|---|---|
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ビフィズス菌 フェカリス菌 アシドフィルス菌 |
乳酸菌 納豆菌 |
乳酸菌 |
整腸剤は薬に分類されますが、ドラッグストアで気軽に購入でき、さらに乳酸菌サプリメントよりもコストパフォーマンスは優れています。
制酸剤の副作用
しかし整腸剤は、善玉菌を生きたまま届けるため、制酸剤と呼ばれる胃酸を中和する成分が入っているんです。
胃酸を中和してしまうと、体に害のあるウイルスが殺菌されずに侵入する可能性も考えられます。胃酸で活性化される消化液の働きが弱まり、消化不良を起こす可能性もあります。このように薬には、必ず副作用が伴います。
副作用の心配がない乳酸菌サプリメント
サプリメントであれば、生きて届けたい菌には特殊なカプセルを使用したり、あらかじめ強い菌を使用したりしているので、胃酸のコントロールはしていません。
乳酸菌サプリメントも整腸剤も即効性はなく、長期的に服用して腸内環境を変えていき、便秘知らずの腸を作っていきます。
長期的に飲むことを考えても、副作用の可能性がある整腸剤ではなく、食品であり副作用の心配がない乳酸菌サプリメントがおすすめです。
便秘薬は利用していいの?
乳酸菌サプリメントでお通じ改善を目指すお話をすると、便秘薬(下剤)をやめる必要があるのかという質問があがることがあります。
サプリメントと併用可
もし現在便秘薬を服用中でしたら、サプリメントと併用して一緒に飲んでも問題はありません。ただ、病院から処方された便秘薬や整腸剤を飲まれている場合は、かかりつけ医か薬剤師にご相談ください。
便秘悪化時だけの利用がおすすめ
便秘薬は、急に飲むのをやめてしまうと、便秘が悪化してしまうことも考えられます。
おすすめの使用方法は、便秘薬は便秘が悪化した時に利用して、乳酸菌サプリは毎日忘れずに摂取する方法です。乳酸菌サプリの定期的な服用で、腸内フローラが整います。
便秘薬の量と回数を減らしていこう
サプリメントを利用して、少しずつ便秘薬の量と使う回数を減らしていくようにしましょう。
時間がかかるかもしれませんが、薬に頼らない毎日を送れることが一番健康的ですから、めげずに頑張りましょう。
便秘に種類ってあるの?
機能性便秘 | 食生活や生活習慣が原因でなる便秘 |
---|---|
器質性便秘 | 消化器官の病気でなる便秘 |
便秘の種類は、大きく分けて機能性と器質性の2つに分類されます。便秘で悩んでいる人のほとんどは、機能性便秘です。
機能性便秘でも、更に一時的な急性便秘と、便を出せない時期が続く慢性便秘があります。便秘体質の人は、慢性便秘ということです。
慢性便秘には、
- 弛緩性(しかんせい)便秘
- 痙攣性(けいれんせい)便秘
- 直腸性便秘
の3つがあります。
弛緩性便秘
弛緩性便秘は、日本人に一番多い便秘で、女性や高齢者、運動不足の人に起きやすい便秘です。
大腸の筋肉が弱くなって便を押し出して排泄する蠕動運動が鈍くなってしまっている状態で、黒っぽいコロコロ便が出て、お腹も張ります。
腸内環境を整えることで、善玉菌の作る有機酸が腸を刺激して蠕動運動を誘発しますので、本来の腸の働きを取り戻すことが可能です。
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痙攣性便秘
痙攣性便秘は、腸が痙攣してしまって便をうまく排泄できず起きてしまう便秘のことです。原因はストレスによることがほとんどで、過敏性腸症候群を発症している可能性もあります。
ストレスを感じると、自律神経に乱れが生じます。自律神経は、腸の蠕動運動もコントロールしているので、制御しにくくなって腸が痙攣してしまうのです。
痙攣性便秘の場合は、下剤の利用と食物繊維の摂り過ぎには気をつけましょう。痙攣性便秘にも乳酸菌サプリメントがおすすめです。乳酸菌にはストレスを緩和する作用もあります。
直腸性便秘
直腸性便秘は、便が肛門の一歩手前の直腸で止まってしまっていて、すぐ出せる位置に便がいるのに気付けない状態です。
便意を無視して我慢する癖や、浣腸を頻繁に利用する習慣により起きてしまいます。毎日決まった時間にトイレタイムを作ることで、出す習慣が取り戻せます。
便秘の原因と改善方法
ここで、便秘の原因を見直して、改善方法を検討していきましょう。便秘にならない快便体質づくりには必要な知識です。
腸内環境の悪化
腸の中には、沢山の腸内細菌が存在しています。腸内細菌は善玉菌と悪玉菌に分けられるのですが、健康な人の腸には、善玉菌が多く存在しています。
もちろん、快便体質の人の腸内の善玉菌の割合は高いものです。便秘サプリを上手に使うことで、毎日のスッキリを促すことができます。
便秘サプリで善玉菌の数を増やして腸内フローラを整えれば、次第に便秘は改善していくでしょう。
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食生活の食物繊維不足
コンビニ弁当やインスタント食品が主食、という偏った食生活を送っていませんか?
そうすると、本来必要な食物繊維が不足し、便秘になってしまう可能性があります。食物繊維は大腸の蠕動運動を促し、腸の善玉菌のエサになって腸を整えてくれる成分です。
野菜や果物で食物繊維を摂取すれば、ビタミンやミネラルも豊富に摂り入れることができるので、ますます健康に近づきます。
成人女性の食物繊維の必要量は、1日17gほどと言われますが、現状では10g程度という残念な結果になっています。
食物繊維は、海藻類・果物に多く含まれる水溶性食物繊維と、野菜・豆類に含まれる不溶性食物繊維をバランスよく摂取しましょう。
便秘サプリでも、食物繊維を配合したものがありますから、賢く使って腸を変えていきたいですよね。
水分不足
便秘の人は、水をこまめに飲む習慣がない人が多いようです。
体が水分不足だと、大腸が便を作る過程で多く水分を吸収してしまい、腸内での便の移動がスムーズでなくなり、便秘は進行してしまいます。
食事と一緒に水を飲むと、食べ物に水分を含ませやすくなります。食事の時以外にも、できるだけこまめに飲むようにしてください。
ジュースや炭酸飲料を飲んでしまうと糖分過多になってしまいますから、普通の水か白湯がおすすめです。
運動不足と睡眠不足
適度な運動はストレス解消になり、腸を刺激することに繋がります。ジムに入会したり、マラソンに挑戦したりする、ハードなものでなくて大丈夫です。まずはウォーキングから始めてみましょう。
血行が良くなり、基礎代謝もあがります。運動で適度な疲労を感じると、夜には質の高い睡眠を得られるようになります。
睡眠不足は慢性的な疲労となり、ストレス性の便秘を招きやすくなります。仕事が忙しかったり、ライフイベントが続いたりすると、睡眠時間が削られてしまうと思いますが、最低でも6時間は確保したいものです。
お茶タイプの便秘サプリには要注意!
便秘サプリの中には、お茶タイプで飲みやすく、ドッサリ出るのが売りのものもあります。ただしお茶タイプのサプリ(通称便秘茶)には、下剤作用のあるハーブを使用していることが多いのです。
便秘茶の危険成分
こういった成分にはご注意ください。
お茶タイプの便秘サプリ 隠れた危険成分! | |
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センノシド | センナ |
大黄(ダイオウ) | アロエ |
便秘茶は即効性が高く人気があります。しかし、実質的には市販の下剤を飲んでいることと変わりません。腸内環境を良くしているわけではありませんから、便秘の根本的な解消になっていないんです。こういったタイプの便秘サプリには注意してくださいね。
まとめ
以上、便秘サプリと便秘改善のためのコツをご紹介してきました。お通じを改善するには、地道な腸内環境の改善が必要ですが、サプリメントは必ず助けになってくれるアイテムです。
それぞれ菌自体は効果があるものの、便通改善の表示が許可されているのは
の2つですので、まずは王道から始めてみることをおすすめします。