どこに行くにもトイレの場所と個室数のチェックを欠かせないのは、慢性的な下痢に悩んでいる人ならではの習慣ではないでしょうか。生活の一部に組み込まれた下痢習慣を捨てたい人にとって、善玉菌のチカラは効果があるのでしょうか。
この記事では、善玉菌のチカラに含まれる成分、そしてお腹への効能が、下痢対策になるのかを探りました。
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価格 | 定期初回1,550円 |
内容量 | 1袋31粒 |
1日の目安量 | 1~2粒 |
菌の種類 | クレモリス菌FC株 |
その他の成分 | 食物繊維
カルシウム |
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目次
善玉菌のチカラについて
善玉菌のチカラを製造・販売しているのは、株式会社フジッコという会社です。つくだ煮や煮豆で有名ですが、カスピ海ヨーグルトなどの乳製品の販売もしています。
そのカスピ海ヨーグルトを構成する乳酸菌:クレモリス菌FC株をぎゅっと一粒に凝縮したサプリメントが「善玉菌のチカラ」です。クレモリス菌FC株の働きと、その他の成分も見ていきましょう。
クレモリス菌FC株の特徴
カスピ海ヨーグルトが大ブームになった時代と理由って、覚えていますでしょうか。当時のヨーグルトのサラリとしたイメージを吹き飛ばす、ネバーッとしたねばりが斬新だったからです。整腸効果高さもあって、人気が人気を呼び大ヒットとなりました。
カスピ海ヨーグルトで実証されているように、善玉菌のチカラに使われている乳酸菌クレモリス菌FC株も、体内で強力なねばりを発生させて私たちにメリットをもたらしてくれます。
このねばりの正体は、クレモリス菌FC株が作る「EPS」という物質です。EPSはヒトの消化酵素では分解されない物質で、クレモリス菌FC株と一緒に破壊されないまま大腸へ届くと考えられています。
クレモリス菌FC株をサプリメント化するのは特殊な技術が必要で、現在クレモリス菌FC株をサプリメントにして発売しているのは、唯一フジッコの善玉菌のチカラだけです。
クレモリス菌FC株は乳酸を産出するので、腸の善玉菌(ビフィズス菌)の繁殖しやすい環境に変えていきます。腸内を酸性に傾けることで、悪玉菌が働きにくい環境にもなります。
そして、クレモリス菌FC株がうむ独特のねばりが腸の不要な排泄物を絡ませて、腸外に排出する手伝いをします。食物繊維に似た働きをする乳酸菌なんです。
その優秀な働きにより、クレモリス菌FC株の5週間摂取後、糞便中のビフィズス菌占有率が5倍に増加したというデータもあります。
善玉菌を増やす実績のあるクレモリス菌FC株を、善玉菌のチカラは1カプセルに20億個閉じ込めています。
他の成分
クレモリス菌FC株の他にも、本物の食物繊維とカルシウムも配合されています。日本人の食物繊維不足は深刻で、目標量:男性19グラム/女性17グラムに対して、70%程度しか到達していないのです。
1950年代には25グラム以上の摂取がありました。食物繊維の不足によって、現代人の腸内フローラが悪化する結果になっていることは明らかです。善玉菌のチカラに含まれている食物繊維は、1日あたり0.05グラムと微量ですが、腸内環境の改善に貢献してくれる成分であることに変わりはありません。
食物繊維にも支えられて、ビフィズス菌が増えるように設計されているサプリメント「善玉菌のチカラ」。
人の腸それぞれに、合う乳酸菌・合わない乳酸菌がありますが、腸とクレモリス菌FC株の相性が合った場合は、爆発的な効果が得られそうです。下痢改善のために試す乳酸菌サプリとして、積極的に始めたいですね。
下痢について
次に下痢についてみてみましょう。健康的な便の水分量は70%程度ですが、下痢になったときの水分量は90%を超え、形にまとまりがなくなります。下痢は大きく2つに分類されます。
- 急性の下痢
- 慢性的な下痢
急性の下痢は、ウイルス感染や食べ過ぎによるもので、体から悪いものを排出しようとする働きによるものです。急性の下痢は、そのまま下痢をさせておくことが大切で、下痢止め薬を使って止めると、毒素が体内に留まって大変危険なんです。
急性の下痢を止めて、毒素が抜けられずに死亡してしまったという例もございますので、要注意です。
もう一つの慢性的な下痢とは、ウイルス感染や食べ過ぎと関係なく起こる、3週間以上続くものを言います。慢性的な下痢が続く時は、病気が原因である可能性を考えましょう。
慢性膵炎
慢性膵炎とは、膵臓の細胞が破壊されて、膵臓自体が小さくなってしまう進行性の難病です。膵臓が出す消化液「膵液」の構成が変わり脂肪が分解されづらくなるので、脂肪分の多い下痢が出るようになります。
慢性膵炎の原因のほとんどが、アルコール多飲などによる膵臓の炎症が続いたことによるものなので、アルコール摂取を控えるところから始めます。食生活と生活習慣の改善も始まります。脂肪の多い食事を避けたり、刺激になるものを食べない、ストレスを溜めない、などの行動が症状軽減に繋がります。
過敏性腸症候群
検査をしても体に異常はないのに、慢性的に便秘や下痢を繰り返すのが過敏性腸症候群です。別名IBSとも呼ばれます。中でも男性が下痢に、女性が便秘になる傾向にあります。
ストレスが原因の大半であることが多いので、精神療法にシフトします。ただ、同時に腸内フローラを整えることの重要性も指摘されています。
ストレスが腸の動きをかき乱しているわけですが、腸内フローラが改善すると、腸内細菌が作り出す神経伝達物質の量が増えます。この神経伝達物質とは、セロトニンやドーパミンなどの、幸福感・意欲に直結するものですので、ストレス緩和に役立ちます。
外側(精神療法)と内側(腸内環境)からの改善アプローチで、どちらか片方を実施するよりも相乗効果が得られるでしょう。
潰瘍性大腸炎
大腸に潰瘍ができる病気で、難病に指定されている病気です。代表的な症状の一つに「下痢」があります。この下痢には、出血を伴うこともあります。あまりに潰瘍が広がった場合は、大腸摘出などの外科的治療を行いますが、内科的な治療で対処することがほとんどです。
炎症を抑える薬を使用して、症状をコントロールします。潰瘍性大腸炎は、炎症が激しい時期とおさまる時期を繰り返しますが、潰瘍性大腸炎の発症者からの証言で多くみられたのは、腸内フローラを整えることで、症状がおさまる時期を長く保つことができている人がいるということです。
腸内フローラを整えると、腸で作られる免疫は正しい働きを始めます。潰瘍性大腸炎とは、自己免疫反応の異常で、攻撃すべきでないところ(大腸)を攻撃し、潰瘍が出現するまでになった状況ですから、免疫を整えることは、この自己攻撃を弱める結果になるのです。
腸内フローラを整えるには?
慢性的な下痢に関係の深い腸内フローラですが、現段階で腸内フローラが乱れている人は、腸内細菌が喜ぶ食生活を確立できていないということです。腸内細菌が喜ぶ食事とは、どういったものがあるのか見てみましょう。
腸内細菌が喜ぶ食生活には、この2つがあります。
善玉菌そのものを摂取
腸内フローラを整える方法とは、つまりは腸内の善玉菌が優勢な状態を作る方法、ということです。口から善玉菌を入れて、自分の腸で働いてもらい、悪玉菌を負かして少なくする目的で摂取します。善玉菌そのものが含まれた食品と言うと、発酵食品などがあります。
日々善玉菌は排泄されてしまうので、発酵食品は毎日食べるようにしましょう。
善玉菌が含まれる発酵食品 | ||
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ヨーグルト | チーズ | キムチ |
乳酸菌飲料 | 漬け物 | 納豆 |
善玉菌を増やす働きをするものを摂取
善玉菌そのものだけでなく、自分の腸に今棲んでいる善玉菌が喜んでくれて、善玉菌を増やす働きがある食品を摂取することも効果的です。オリゴ糖や食物繊維が、その働きを持ちます。植物性の食品に多いですね。
オリゴ糖や食物繊維が含まれる食品 | ||
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玉ねぎ | ゴボウ | 果物 |
とうもろこし | はちみつ | 海藻類 |
一番大切な食生活において、腸内フローラを整えるコツが2つありました。
ただ、今の食生活を変えるのも大変であるうえに、発酵食品には独特の風味もあるので、なかなか改革に着手できない人もいるかもしれませんね。日々の忙しさの中で、習慣を変えることは相当なエネルギーが必要でしょう。そこで、乳酸菌サプリを使って、この2つを同時進行していくことをおすすめしています。
同時進行を意識して作られた乳酸菌サプリを選ぶコツは、2つあります。それが、
- 生きた善玉菌が腸まで届くかどうか
- 善玉菌のエサも入っているかどうか
まさに食生活のポイントと同じなのですが、違いは、生きているかどうかにあります。発酵食品にどんなに多く善玉菌が含まれていても、胃を通過すると、ほとんどが胃酸で死滅してしまいます。死んだ菌も腸内フローラ的にはプラスですが、生きた菌と比べると、そこまでの威力を持ちません。
生きた菌を届けられる乳酸菌サプリを選び、そして善玉菌のエサとなる成分(オリゴ糖・食物繊維)もセットになっている乳酸菌サプリを始めてください。
善玉菌のチカラは、強く生きて腸まで到達するクレモリス菌FC株と、善玉菌の好物「食物繊維」が含まれているので、条件を満たし、うってつけのサプリだと分かりますね。
善玉菌のチカラは下痢を回復させられる?
腸内フローラを整えるサプリの条件を満たしている「善玉菌のチカラ」だと分かりましたが、改めて、慢性的な下痢の原因となっている病気の緩和につながるのかを確認してみましょう。
なお、急性の下痢は、体から毒素を追い出しおわったら症状が治まりますので、考査の対象からは外させていただきます。
×|慢性膵炎と善玉菌のチカラ
慢性膵炎の原因として最も考えられやすいのは、アルコールの飲み過ぎです。病院では、アルコール摂取を控えることを指導されます。善玉菌のチカラを飲んで、乱れた腸内フローラをどうにかするにしても、アルコールを断たないことには下痢を止めることができません。
〇|過敏性腸症候群と善玉菌のチカラ
精神的な問題で起こりうる過敏性腸症候群ですが、これは腸と心(脳)が強くつながっている証拠です。
精神が不安定な人が、お通じも不安定であることが多いように、腸は第二の脳とも呼ばれ精神状態に大きく影響するとされます。気持ちが腸に影響するように、腸が気持ちにも作用するのです。
善玉菌のチカラを使って腸内フローラを整えることで、腸内細菌がセロトニンやドーパミンなどを活発に生み出すことができるようになります。ダイレクトに精神状態の安定に繋がるのです。腸内フローラを整えて過敏性腸症候群の症状を緩和させたい場合は、大いに利用すべき乳酸菌サプリだと言えそうです。
◎|潰瘍性大腸炎と善玉菌のチカラ
潰瘍性大腸炎の原因は解明されていないのですが、自己免疫反応の異常で、出るべきでないところに潰瘍や炎症が起きてしまうとされています。
腸内フローラが正しい働きをすることで、免疫の働きを正して、自分の臓器への攻撃をゆるやかにすることが期待できます。腸内フローラを整えるサプリの条件を満たした善玉菌のチカラを飲むことは、潰瘍性大腸炎の症状を安定させ、慢性的な下痢の悩みからの解放も期待することができます。
善玉菌のチカラに使用されている乳酸菌クレモリス菌FC株の投与で、大腸の炎症部分において細胞の損傷が抑制されるなど、腸炎の症状改善がみられることも分かっています。
免疫を正しく働かせ、傷の修復もしてくれるクレモリス菌FC株。この乳酸菌を摂取できる善玉菌のチカラは、症状の安定に寄与してくれるでしょう。
急性の下痢後の腸を癒そう
急性の下痢は、毒素を出し切り、お腹が調子を取り戻すことで回復しますが、胃腸が弱っていることに変わりはありません。
そこで、胃腸を癒し、通常運転してもらうための癒し方をお伝えします。サプリメントの摂取と一緒に実践してもらいたい方法です。
お腹を温めよう
お腹を温めることで、冷えによる胃腸の働き過ぎを抑えることができます。お腹に布団を多めに掛けたり、湯たんぽをのせたりして、緊張をほぐしてあげましょう。
そして、お腹を刺激しないように冷たい飲み物を飲まないようにします。お酒の席でも冷たいビールは控えて、ホットワインやホットウイスキーにするなどの冷え対策をしましょう。
下痢のあとの回復食
水便が出きってしまうまでは食べるのを控え、おさまってから水分に栄養が溶け込んだものを食べましょう。
おすすめは消化に良いくず湯です。くずには、整腸作用や体を温める効果があり、下痢のあとにはピッタリです。
下痢のあとは腸内細菌も減ってしまっていますから、乳酸菌サプリなどを使って整えておくことで、新たな下痢を防ぐことにもつながります。
まとめ
下痢改善と、善玉菌のチカラについて考察をしてきました。慢性的な下痢を放っておかず、改善のためには原因を特定して対処を始めましょう。下痢には、対処が必要である病気が隠れていることが多々あります。
特に潰瘍性大腸炎は、一生付き合っていかなくてはいけない病気だと現段階では言われています。ですから、初期治療が重要になってきます。
そして、医療機関への相談と同じくらい、薬を使わずに腸内環境の改善に近づけていくのは大切なことです。サプリメントは食品に分類されますので、穏やかな効果が得られます。使う原因病を間違えなければ、善玉菌のチカラが助けてくれる可能性もあります。
善玉菌のチカラを始めとした乳酸菌サプリは、便秘気味の人が飲むものだと思われがちですが、腸全体の問題解決も得意です。試してみたい方には、一番お得な公式ホームページ(直販)からの購入をおすすめしていました。